【S40News!】世界最軽量のリッター4気筒スーパースポーツ・BMW HP4。

BMW HP4

BMW HP4BMW HP4BMW HP4BMW HP4BMW HP4BMW HP4BMW Motoradはスーパースポーツバイク『HP4』を12月7日(金)より販売する。

HPシリーズはBMWのハイパフォーマンスラインナップで、2気筒水平対向エンジン搭載の『HP2 Enduro』、『HP2 Megamoto』、『HP2 Sport』に続く、HPシリーズ初となる4気筒スーパースポーツモデルだ。『HP4』は、より高品質な素材とテクノロジーを駆使することで、敏捷性とパワーの高レベルでのバランスが追求されているという。

BMWがスーパーバイク世界選手権参戦の為のホモロゲーションモデルとして開発したスーパースポーツモデル『S1000RR』をベースに開発されたという『HP4』は、これを凌駕する高いスポーツ性を求めて最高出力156ps(日本仕様)を発揮しながらも、車両重量は200㎏を切る、1,000ccクラス最軽量の4気筒スーパースポーツモデルとなっている。例えば前後に鍛造ライトアロイホイールと軽量スプロケットキャリアを新たに採用し、『S1000RR』から2.4kgの軽量化を実現、エキゾーストシステム全体はチタン製とされ、こちらも『S1000RR』から4.5kg軽量化…などがその一端だ。そのままレースに持ち込むことも可能なほど、といえばその過激なパフォーマンスが伝わるだろうか。

パワーユニットは水冷DOHC直列4気筒エンジンで、前述のとおり156ps/10,000rpmを発揮。レブリミットは1万4,200rpmにも達する。最大トルクは110Nm/10,000rpmで、『S1000RR』に比較して6,000~9,750rpmの中間回転域で増大しており、単に“カリカリ”にチューンされた乗りにくいモデルでないことを示している。また、Rain、Sport、Race、Slickの4つの走行モードが用意されており、シーンに合わせた出力を選択することもできる。このパワーユニットに組み合わされるのは6速トランスミッションで、駆動力の伝達をほとんど中断させることなく、瞬時にギヤシフトを行うことができるギヤシフトアシストも標準装備されている。

『HP4』は数々の電子制御が盛り込まれているのも大きな特徴だ。そのひとつがローンチコントロールである。これはSlickモードにおいて、レーススタート等での静止状態から最大限の加速を行なうことができる機能で、フロントホイールの負荷をセンシングすることによって、ウイリーしない範囲で最大限のトルクにコントロールしてくれるのだ。それだけではない。量産バイクとしては世界初となるダイナミックダンピングコントロール(DDC)を標準装備している。これは、前後ショックユニットの減衰力を路面状況に応じてダイナミックに適応させるもので、常に最大限のトラクションと走行安全性を提供できるとしている。この他、走行モードに合わせて最適なストッピングパワーが得られるABS、走行中も状況に合わせて出力を最適化するダイナミックトラクションコントロール(DTC)といった装備によって、まさに電子制御の塊のようなマシンに仕上がっている。価格は280万円。

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