年末の帰省前に必見! 親の変化が気になった時に…『LIFULL 介護』編集長の「失敗しないための 介護施設選びチェックリスト11」公開!!

おはこんばんちはです。「S40ニュース!」です。
いつもは、楽しい昭和懐かし系 (?) なネタを中心にお送りしていますが、今回はリアルタイムな問題… 介護についてのお役立ち情報をお届けします。

事業を通して社会課題解決に取り組む「LIFULL」のグループ会社で、日本最大級の老人ホーム・高齢者住宅の検索サイト『LIFULL 介護』を運営する「LIFULL senior」が、先週 2022年 11月11日 (金) の「介護の日」に合わせ「失敗しないための 介護施設選びチェックリスト 11」を発表しました。

年始の帰省シーズンが明けると、『LIFULL 介護』の老人ホーム・高齢者住宅掲載ページへのアクセス数は例年140%も増加するそうです。久しぶりの再会で、年老いた親の変化にあらためて気づき、今後の過ごし方について相談したいと考える方が多いのでしょう。
  

▲『LIFULL 介護』小菅秀樹 編集長

 
しかし、いざ施設を探そうと思っても、何が気をつけるべきポイントか分からない… といった声が多く寄せられるため、『LIFULL 介護』では今回のチェックリストを公開。

日頃から施設の情報に多く触れて最新事情にも詳しく、1,500件以上の入居相談を受けてきた 小菅秀樹 編集長が、文字どおり、介護施設選びに失敗しないための “11のポイント” をピックアップし、チェックリストの形にまとめたとのこと。

大企業が運営していれば安心か? 新築だから良いとは限らない…!?  そんな、いろいろな疑問に答えつつ、見落としがちな意外なポイントについても教えてくれるので、介護施設を探す時にはきっと役に立つハズ。

…ということで以下に、この小菅編集長による「チェックリスト 11」を編集して掲載します。読者の皆さんもぜひ、年末年始の帰省前にご一読を。もう、すぐにも考えないと… という方はじっくりとチェックして、親御さんと今後のことを話し合うきっかけにしてみては?
  

 
――コロナ禍を経て面会方法にも変化が。いま、重視したい老人ホームの選び方とは?

『LIFULL 介護』編集長・小菅秀樹が選ぶ!
 “失敗しないための 介護施設選びチェックリスト 11” 

 
老人ホーム・高齢者住宅選びのポイントを一言でいうと「良いホームではなく、合うホームを探すこと」です。
アットホームな雰囲気を重視するか、ホテルのようなサービスを期待するかなど、人によって求めるものは様々なため、何を重視するかを事前に明確にしておくことがその後の満足度にもつながってきます。今回選んだ11項目の中には、施設見学前にHP上で確認できるポイントもあるので、事前確認は必須です。
 
大切なのは「ひと」。大切な家族を介護し、サポートしてくれるのは建物ではありません。見た目やうたい文句、企業規模などに惑わされず、正しく判断することが重要です。また、コロナ禍を経て、面会の方法や、家族への状況報告の手段にも変化が出てきています。ビデオ通話や各種コミュニケーションツ―ルを活用する流れが介護施設でも広がってきています。こういったツールの活用を積極的に取り入れている施設か、利用希望者へのサポート体制が手厚いかどうかも、今後、施設を選ぶ際に重要なポイントの一つになってくると考えています。 
 
(『LIFULL 介護』編集長  小菅秀樹 )

<事前> 

1.「大企業信仰を捨てる」 

ご相談の中でよく見かける「運営会社は大企業の方が良い」という大企業信仰。画一的なサービスを提供している事業者もあり、「大企業=質の高い介護を提供している」とは言いきれません。運営会社が小さなところは、経営者と入居者の距離が近く個別対応が柔軟など、魅力的な側面も多数あります。大企業一択と選択肢を絞らずに、本人や家族の希望がどのくらいかなうかを考えてみてください。 
 

2.「施設種別にとらわれない」
 

入居検討される方は、「介護付き有料老人ホーム」しか探さないなど、選択肢を狭めているケースが多いように見受けられます。「介護付き有料老人ホーム」は、24時間対応で認知症の方も入居できるので人気です。しかし、類似する「住宅型有料老人ホーム」も同じように24時間対応してくれますし、認知症ケアを求めるようであれば「グループホーム」という施設種別も選択肢に入ってきます。種別にかかわらず、本人や家族のニーズをかなえてくれる施設を選ぶことが大切です。 
 

3.「職員の定着率」
 

1年未満の非常勤のスタッフが多い施設は、職員の入れ替わりが激しく、関係を築きにくい可能性があります。どの施設も「重要事項説明書」で、「3年以上勤務している割合」や「常勤・非常勤の割合」を開示しているので必ず確認してください。 

調べ方は、①インターネットで「施設名+重要事項説明書」で検索するか、②老人ホームの公式サイトで確認、のいずれか。問い合わせが多く全ての希望に対処しきれないなどの理由から、契約の意思を示してからでないと提示しない施設もありますが、その場合は重要事項説明書を見てから再検討することも視野に入れましょう。
 

<見学> 

4.「見た目で判断しない」 

オープン間もない施設は、建物がきれいな代わりに、新人スタッフが多くスキル不足の可能性もあります。マンションの内覧会気分で選びがちですが、老人ホーム選びであくまで大事なのは「人」。ベテランのスタッフが多数在籍するなど、親を安心して任せられるか否かを判断しましょう。
 
  
5.「施設の雰囲気」

「人」「清掃状況」「におい」など、施設の雰囲気を構成する要素は様々です。見学時に自分の親を安心して任せられるか、相性も含めてチェックしたいところ。直接介護しているスタッフに限らず、事務対応をしているスタッフの感じが悪い場合は、施設自体の高齢者への対応の良し悪しにも関わってくると考えられます。また、エントランスが汚れている施設は共用部分や居室も清掃が行き届いていない可能性が高いですし、汚物のにおいが気になる施設は、おむつ交換のタイミングや処理に問題があるかもしれません。細かい点でも気になる場合は、直感が当たっていることも多いです。同じ系列の施設でも雰囲気は大きく異なるため、複数施設を見学し、比較してみることをオススメします。 
 
 
6.「介護スタッフの 入居者に対する接し方」 

接し方で見てほしいのは声のかけ方や入居者に対する表情、職員同士の会話です。施設によっては入居者に笑顔で声掛けが出来ない、ため口で会話するスタッフもいます。特に言葉の緩みは要注意です。ため口が当たり前の施設は、職員と入居者がなあなあの関係になりやすく、介護サービスを提供するというより「お世話してあげている」という意識の職員も見受けられます。入居者がすぐ側にいるのにもかかわらず、入居者を差しおいて職員同士で延々と話し続けているなど、入居者をどのように扱っているのかは、施設見学時に注意して確認が必要。見学は担当者のペースで館内を回りますが、入居者と職員のやりとりが目に入ったら、足を止めてでもその様子を見るようにしてみましょう。 
 
  
7.「退去要件」
 

施設が合わないからと、自発的に退去するケースは少数派。どの施設種別でも共通して退去になっているのは、認知症の症状が進み他の入居者に暴力をふるうなど、集団生活が営めなくなった場合です。次に、医療関連。注射や点滴などの医療行為が行える専門職スタッフが常駐していない施設が圧倒的に多いため、入居後の思わぬ体調の変化から退去を余儀なくされるケースもあります。 

老人ホームは病院と異なり、施設ごとに対応できることの限界があるため、どのような状態で「退去」になるかは、事前にしっかりと確認しましょう。また、終末期は病院へ入院することになるのか、施設で看取りまで対応可能なのかも確認したいポイントです。
 
 
8.「夜間の介護体制
 
夜間は最少人数で対応している施設が多いです。そのため、緊急時や災害発生時の対応方法はどうか、少ない人員でも安心安全に対応を行っているかは確認しておきたいポイントです。防災訓練やインカム対応、いち早く職員が気づけるように室内センサーシステムを導入している施設もあるので、必ず見学時に確認しましょう。 
 

<QOL> 

9.「食事内容」

食事は入居者の唯一の楽しみと言ってもよいもの。食べ比べてみると施設ごとの味の違いも分かりますので、ぜひ見学時に事前予約して、試食してください。好き嫌いの対応を行っているかどうかもポイントです。試食はぜひ入居者と同じ食堂の端で、実際の食事介助風景を確認しながら行いましょう。冷めた食事を提供していないか、食事介助は適切に行われているかも確認できます。
 
 
10.「生活に楽しみはあるか」

イベントやレクリエーション内容は近年バリエーションも豊富になってきており、フラワーアレンジメントや英会話などの文化的なものが好まれる傾向があります。最近では、タブレットを用いた「脳トレ」などを実施している施設も多いです。集団レクのみなのか、個別ケアがあるかなどの対応方法も含め、入居してから楽しめそうかを確認しましょう。 
 
  
11.「個別対応がどこまで可能か」
 
面会や外出、入浴で個別対応ができるか否かも、チェックポイントの一つ。例えば、入浴は介護保険法だと週2回以上と定められており、3回以上の対応は施設により異なります。また、コロナ禍での面会もオンライン対応の有無や、その際のサポート体制が十分かどうかは確認したいポイントです。これまでの生活スタイルを、施設入居後も維持できるかは満足度に大きく関わるため、入居者が暮らしやすいように工夫をしているところは良い施設という印象があります。
 


■PROFILE: 小菅秀樹 / こすげひでき

神奈川県 横浜市生まれ。老人ホーム・介護施設紹介業で主任相談員として 1,500件以上の施設入居相談に対応。入居相談コンタクトセンターの立ち上げ、マネジャーを経て、現在は日本最大級の老人ホーム・介護施設検索サイト『LIFULL 介護』の編集長。「メディアの力で高齢期の常識を変える」をモットーに、介護系コンテンツの企画・制作、寄稿、セミナー登壇などを行う。 

Twitter アカウント: @kosugehideki  (https://twitter.com/kosugehideki)

 
(「昭和シリーズ」 “Web担当A” )
 
 
[以下、LIFULL senior  ニュースリリース より ※11/10付

■「LIFULL 介護」(ライフルかいご)について

有料老人ホームや高齢者向け賃貸などの情報を掲載したポータルサイトと電話相談窓口で、高齢者の住まい探しをお手伝いするサービスです。あらゆる人々が、安心できる高齢期の住まい情報にアクセスできるよう、今後も機能を拡充していきます。 

https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/Kosuge/05/

ウェブサイト:
https://kaigo.homes.co.jp 
YouTube  : https://www.youtube.com/c/lifullkaigo/featured
 

■株式会社 LIFULL senior について 

「老後の不安をゼロにする」をビジョンに掲げ、ヒトとテクノロジーの力で、超高齢社会の課題を解決する様々な事業を展開しています。主な事業として、老人ホーム検索サービス「LIFULL 介護」、遺品整理業者検索サービス「みんなの遺品整理」、介護施設向け買い物代行業務支援サービス「買い物コネクト」があり、今後も高齢者や関わる人々が抱える不安や課題に向き合って事業を拡大していきます。
株式会社 LIFULL senior  概要

会社名  :
株式会社 LIFULL senior(ライフル シニア) 
所在地  : 東京都 千代田区 麹町1丁目 4-4
代表取締役: 泉 雅人
設立   : 2015年 7月1日
 
事業内容:

 老人ホーム検索サイト『LIFULL 介護』の運営
 https://kaigo.homes.co.jp

 遺品整理業者検索サイト『みんなの遺品整理』の運営 
 https://m-ihinseiri.jp

 介護施設向け買い物代行支援サービス『買い物コネクト』の運営
 https://lp.kaimonoc.jp

 介護当事者一歩手前の世代に向け、介護や老後に関する最新情報や体験談を発信する
 ウェブメディア『tayorini』(たよりに)の運営 
 https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/
 
  
関連企業:
株式会社 LIFULL 
 

 


 
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