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【S40News!】円谷プロのドラマ、初DVD化でなべおさみが記者発表。

2013 年 1 月 24 日 編集部員 コメント

独身のスキャット

ドラマを離れると、なべおさみは大原麗子が小柄だったことから彼女を“ビッチ”と呼び、大原はなべを“お兄ちゃん”と呼ぶ、親しい間柄だった。 (C)円谷プロ

 

独身のスキャット1970年にTBS系で放映されたラブコメディドラマ『独身のスキャット』(全11話)が、初めてDVD-BOX化され3月21日(木)に発売される。これを記念して渋谷の円谷プロダクションにて1月24日(木)に記者会見が開催された。会場には主演を務めたなべおさみ、監督・演出を担当した満田かずほ(のぎへんに“斉”)が登場し、撮影当時の思い出を語った。


 

独身のスキャット

(C)円谷プロ

この番組は、ウルトラマンシリーズで知られる円谷プロダクションが初めて挑戦した一般向けドラマ進出作品だった。円谷英二の息子・円谷一が、TBS退社記念に企画したのだという。“特撮の神様”と呼ばれた円谷英二も監修を務めたが、番組放映中に亡くなったため結果的に遺作となってしまった。

 

『独身のスキャット』の主演は、当時、好感度女優ナンバー1だった大原麗子、そして『シャボン玉ホリデー』の司会やコメディ俳優として人気を博したなべおさみだ。

 

分不相応な豪華マンションに住み、ローンの支払いに苦労しているさえないラリーマン、村上貫一(なべおさみ)は、時間制で夜だけ部屋を貸す商売を始めることになる。だが、何かしらトラブルが繰り広げられ、貫一は目論見に反し、いつもお金を取りはぐれる。隣に住むキャバレーのホステス・柳川冴子(大原麗子)も何かと貫一の生活に関わってきて…という1話30分完結の物語だ。

 

独身のスキャット

「当時はドラマは30分が主流だった」(満田)

「バヤヤ、バヤヤー…」というユーモラスなメロディとともに始まる番組は、ビリー・ワイルダー監督、ジャック・レモン主演の名作『アパートの鍵貸します』の和製版とも評され、ゲスト出演者が青島幸男、石立鉄男、伴淳三郎、悠木千帆、米倉斉加年など、毎回、豪華なことでも話題を呼んだ。

 

満田は、「円谷英一さんが途中で亡くなられて、現場の結束が一層固まりました」と当時を振り返る。そして、「ウルトラマンなどの特撮作品との違いをよく聞かれますが、同じドラマだから、作り方での違いはそれほどないんです。苦労したのは、後で音声をつけるのではなく、初めての同時録音だったこと。マイクが映らないようにするため、ロングショットが撮りにくかった」と当時の現場を語った。


 

独身のスキャット

「このドラマのようなシチュエーションコメディは、日本に合っていると思いました」(なべ)

 一方、なべおさみは、「映画人は“テレビなんて出たらダメだよ”と言われていた時代です。にも関わらず、映画界で活躍するこれだけ豪華な人たちが出演してくれました。円谷一プロデューサーの力を感じました」と話す。また、主役に選ばれたことについては「小学校5年生のときから喜劇を目指していました。芸能界で喜劇の地位が低かった時代。円谷さんに、ジャック・レモン主演のあの映画のような番組を作りたいと言われ、お笑いをちゃんと演じられると思い、本当にうれしかった」と続けた。

 

そして、「観たときはおもしろくて、後でじわっとくるような、奥の深い喜劇を演じたいと思っていました。今日、44年ぶりにこの作品を見て、あの頃の活力がないとダメだと改めて思いました。あの事件(いわゆる“明治大学・替え玉受験“)以来、海の底を歩いているような22年間でした。経営とか他の世界の仕事はしたくなくて、犬の散歩以外は何もせず、待っているような時間でした。画面に戻っていくのが自分の使命だとずっと思ってきました」と真剣な眼差しで語った。

 

独身のスキャット

当時の脚本。放映は毎週水曜日21:00〜21:30だった。

1970年代のテレビドラマには欠かせない俳優・女優の顔ぶれや、あまりにも素敵な大原麗子。女性たちの長いバサバサのつけ睫毛や丈の短いワンピースなど当時のファッションや、スチール机を同じ向きに並べて仕事をする会社内の様子など、ワンシーン、ワンシーンすべてが印象的で、DVDを見て感慨に浸る昭和40年男もきっと多いことだろう。DVD・BOX『独身のスキャット』は、全11話のうち8話を収録で本編200分(予定)。価格は1万290円。

 

 

 

  

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