編集長のつぶやき

なんてったって、仮面ライダー。(9)

あまりにも残酷な結果だった。 駆け寄った俺に親父が差し出したのは、 白いベルトに小さな風車が付いている どこから見ても偽物だった。 このときの本物というのは 当然のことながらバンダイから出ていた電池で風車が回るもので 満

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なんてったって、仮面ライダー。(8)

もうひとつ、仮面ライダーもので憧れ続けたのが 変身ベルトである。 電池でクルクルと回るもので、 これを巻いてライダーごっこでライダーを演じたい。 俺のもっとも欲しいアイテムとして 当時長きに渡り君臨した羨望の一品だ。 こ

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なんてったって、仮面ライダー。(7)

仮面ライダーカードを開ける瞬間。 「目指せラッキーカード!」 だが、そうした気合いが天に届くことなどそうそうないということを 小学生にして知るのである。 タチの悪いことに持っているカードとダブることさえよくある。 それも

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なんてったって、仮面ライダー。(6)

ところで唐突ではあるが 仮面ライダーといえばカードだ。 当時の小遣いは読んで字のごとく、とにかく少ない! わずかな!! 少額な!! 小遣いのほとんどを、このカードに持っていかれた。 当時の社交場である駄菓子屋には いつも

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なんてったって、仮面ライダー。(5)

V3の放送が始まったのが昭和48年の2月からで 小学2年生直前である。 ライダーマンが登場すると聞いたときには もう2年生になっていたはず。 そのこと自体には胸が躍ったことを記憶しているが その後は先に書いた通りだ。 小

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なんてったって、仮面ライダー。(4)

というわけで、 仮面ライダーにはがんばればなれそうな気がした。 “仮面ライダーになりたい” このときに5つくらい年上のお兄さんがいたらどうだろう。たぶん、 「なれるわけないジャン。バッカだなぁ、お前は」 などとあざ笑われ

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なんてったって、仮面ライダー。(3)

なぜあれほどまでに仮面ライダーに 夢中になったのだろうか? まず大きいのは、人間ベースだったことだろう。 以前にもふれたが、 ウルトラマンにはどうがんばってもなれない。 諸星団にはなれてもそれは地球での仮の姿である。 セ

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なんてったって、仮面ライダー。(2)

仮面ライダーがリアルタイムであったかどうか? 記憶は曖昧でありながらも、 当時もっとも憧れたヒーローであることだけは 自分のなかに強く残っている。 突然2号が登場して、また1号に戻ったあたりの事情は 今回取材してみて初め

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なんてったって、仮面ライダー。(1)

この本のアイデアを思いついたときから ず〜っとついて回った存在が仮面ライダーだ。 これはどんなにませていた昭和40年男でも きっと頷いていただけるのではないか? ただ、リアルタイムで見ていたかというと やや記憶が曖昧だ。