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創刊へのカウントダウン

第85話 最後の夜。(1)

  モーターショーから戻り、 ひたすらチェックとヌケの原稿を書き上げる。 もう、ホントに最後の闘いだ。 翌日は出張が入っていて、編集部にいられるのは朝8時がリミットだ。 何度チェックしても不安は消えない。 「あと3日あれ

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第84話 えっ、モーターショー?(2)

  この押し迫った時期に モーターショーのプレスカンファレンスに行かなければならない俺。 12時半にオフィスを出て、4時過ぎには戻ってくるという、 俺にとって東京モーターショー取材歴最短の時間で終わらせた。 トヨタのカン

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第83話 えっ、モーターショー? (1)

  10月21日。 この日の午前中いっぱいがもう手を離さなければならないリミットである。 が、創刊にかける俺に対して、 制作部門から「22日の午前中までは大丈夫です」 と特別な“余裕”をプレゼントしてくれた。 とはいえ、

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第82話 キラーパスが飛んできた。(3)

  流行りモノ総点検のページに入れようと思っていたイラストのスペースには 本来はコミカルなタッチで その時代時代の象徴的な昭和40年男像を描いてもらいたかったのだが、 うん、結果的には代案ながらよくできたと思う。 さらに

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第81話 キラーパスが飛んできた。(2)

  それでも俺たちはがんばった。 問題の企画は第1特集の後半、 P62から始まる懐かしい流行りモノ総点検のページである。 「ザ・ベストテンはまかせてくれ」 「MA-1あがりました」 分業で出来そうなものを各自取りかかって

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第80話 キラーパスが飛んできた。(1)

編集部の高橋が腰痛でダウンした。 これまでも騙し騙しやってきたのだが 1週間ほど自宅作業になり、 締め切り日が近づいたころになんとか出社してきたものの 進行はすこぶる悪い。 それに1週間の自宅作業はほとんど自宅療養だった

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第79話 このタイミングで出張?

  10月16日。 本来ならもう発売しているはずであったこの本の制作によって 遅れるであろう既存の仕事を前々から組んでいたのは、 スーパーハイパービジネスマン(なんだ?)としては当たり前。 キャンセルのできるものはなんと

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第78話 残酷な日々。(3)

  そうやって原稿やデザインのチェックをしながらも 自分の原稿もまだ残っている。 とはいえ、一応はすべて上がってもいるのだけれど。 これは編集長の特権かも知れないが、 全体の進行を把握しながらギリギリまで引っ張れる。 パ

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第77話 残酷な日々。(2)

  極論すれば どこまで素振りを繰り返しても 自分にとって満足いくものなんか作れないのだろう。 でもね、だから作るんだもの。 あー、変態。 実力不足も否めないところは悲しいが しかし、それをカバーするのが粘りだ。 常々言

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第76話 残酷な日々。(1)

  遅れに遅れたが、14日のママインタビューですべての取材を終了した。 後は編集部に缶詰になり、ひたすら仕上げにかかる。 ここで重要なのは“粘り”だ。 ライターや編集部員からあがった原稿や デザイナーからあがってきたレイ

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第75話 呑んだあとはやっぱりラーメン。(3)

  ママの口からは、 我々40年男が深く頷けるいい話も飛びだした。  「よく飲み、よく食べるということは、重要な男の魅力のひとつですよ」 うんうん、そうだよ。 明日のことを飲んでる席で口にするヤツも多いものなあ。 俺、ア

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第74話 呑んだあとはやっぱりラーメン。(2)

  銀座のママへの取材がスタートした。 作家の中部さんがママから話を聞き出してゆく。 情けない話だが 銀座で遊んだ経験は少ない…って言うまでもないか。 極々たまに、羽振りのいい旦那様に連れてきてもらったが じゃあそこで再