売り切れちゃうぞ!!

最新号が騒ぎになっている。アマゾンのランキングは好調に推移していて、有名雑誌に混じって見知らぬヤツがいる感じがおもしろい。書店からの追加注文もずいぶんと入っているようで、会社の在庫がドンドン減っている。

雑誌ビジネスは書店に並べておける期間が長いため、販売結果が出るのに時間がかかるのがもどかしいが、どうやら前号がこれまででもっとも成績がいいとの中間報告がきている。その前号を上回る勢いを感じる。『奇跡への序曲』なんて話を一昨日ここで書いたが、ますますそのボリュームが上がった発売2日目だ。コイツは新年から縁起がいい。

僕はこれまで、7冊のバイク雑誌を立ち上げてきた。始めから販売好調で推移したもの、そこそこが続きながら波があるもの、もがきながら3年目に大ブレイクしたものと、販売に関しては大雑把にそんな感じだ。3年目の大ブレイクってやつを2冊体験していて、さらにこれら7冊は今も現役でがんばっている。奪われてしまった雑誌が1つあるものの、休刊誌を出していないのだ。唯一、僕の立ち上げ人生で失敗に終ったのが、バイク以外に初めてトライした音楽誌『音に生きる』で、石の上にも3年を信じて踏ん張ったものの大ブレイクとならず、初の休刊を体験した。悲しい思いをしたがめげず、休刊と入れ替わりで投入したのが『昭和40年男』だ。当初からそこそこの話題となり、コイツはいけると発刊を重ねてきた。

雑誌の発行部数は、取次店と呼ばれる問屋が牛耳っている。大手ならいざ知らず、我々のような小さな出版社にとっては、部数決定に意思は入れられず、実績のみのシビアな決定がなされるのだ。何度か好成績を続けてやっと発行部数増に転じていく。尺度とされるのは実売率と呼ばれる、発行部数に対しての文字通り何%売れたかである。『昭和40年男』はこれまで、そこそこいい成績を納めてきたのだが、たまにガタンと成績不良者を出す。加えて、前号のような驚くような好成績を出したことがなかった。ここにきて取次店は次の号、つまり昨日発売の最新号の結果次第で部数増に転じることを約束してくれた。これを続けることで、我々が目標としている奇跡といわれる部数に挑んでいける。その局面に入ったかもしれないと感じている今夜の酒はうまそうだな。

購入いただいた皆さん、ありがとうございます。ぜひご感想や声を寄せてください。まだ買っていない方は急がないと売り切れますよー。

※1/13 編集部員追記
書店での売り切れが各所で発生し、弊社への追加注文が相次いでいる状況から、全国的に品薄になっていることが予想されます。1/12の夕方には、アマゾンでも品切れとなってしまったため、急遽弊社からの出品手配をしました。弊社在庫も残り少ないためご検討中の方はお急ぎ下さい。まだ楽天ブックス、7ネットショッピングでは購入できるようです。ご迷惑をおかけしますが、よろしければこちらもご利用下さい。なお、売り切れに伴ってランキング低下しましたが、1/13 AM10:00現在、なんとか5位に踏みとどまっています。また、アマゾンでの売り切れを受けて、楽天、7ネットショッピングのランキング上昇中。

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3件のコメント

  1. この号の表紙写真はおおくぼひさこさん撮影のものでしょうか。
    どの会場で撮られたものか知りたい!

  2. 前号と今号、やっぱり音楽やオーディオの特集があったからではないでしょうか?
    音楽とオーディオが一番光り輝いていた頃に青春時代を過ごしたわけですから・・・。

    かつて「FMレコパル」や「サウンドレコパル」を読んでいた世代に向けて(もちろん他の世代の人も)、
    あんな感じのオーディオと音楽の情報誌があればいいなといつも思っています。

    • 音楽が光っていたあの感じは、僕たちの世代特有の財産だと思います。やっぱり幸せですよ。

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