ボブ・ディランネタもあり!!

さあ、いよいよ本日発売だ。1月11日に今年1発目で第11号なんて1だらけで、やっぱり『昭和40年男』は何か持っているでしょ(笑)。どんな勝負になるだろうか。ネットでの購入はもちろん、購入を前提に書店に向かってくれるのはもちろんうれしいことだが、(書店さんには悪いけど)立ち読み上等なんでじっくり吟味してください。

特集タイトルは『熱源』で、ルビにはあえて『ねつのみなもと』として、ちょっとひねりを加えてみた。カタカナで『ネツノミナモト』と迷ったのだが、最終的にひらがなにして、さらに小タイトルで『検証。なぜ、俺たちは熱いのか?』と、巳年のしつこさ炸裂の三段攻撃を仕掛けた。これらタイトルは、昭和40年男は熱いことを前提にしていることになり、お口に合わないクールな方もいることだろう。おもしろいことに我々は、熱いことにふたをした時代の空気もキッチリ知っている世代だ。新人類とも呼ばれていたし。だが、三つ子の魂じゃないが、幼少からハイティーンに至っていく、心が揺れ動きながら形成されていく頃は、世の中アッチッチだった。小さなことには目をつむり、情熱をたっぷりと注いで生まれるソフトとハードに囲まれて、スクスクと育った俺たちだ。そして今では煙たがられるが、当時は熱いことがカッコいいとされた時代でもあった。過去の熱を再び取り戻して、閉塞感のある社会にぶちかまそうとのメッセージを込めた、入魂の特集になったのである。

好評いただいている連載特集の『夢、あふれていた俺たちの時代』では、昭和55年を取り上げた。ここは音楽シーンがスゴいことになっている。ジョンが撃たれた衝撃は、いまだに記憶に強く残っていることだろう。しっかりと4ページでお送りする。また、洋楽も邦楽も想い出深いのは、受験勉強の合間にラジオの深夜放送から流れてきたナンバーばかりだからだろう。音楽ビジネスがドンドン肥大化していった頃だから、いい意味でも悪い意味でも力の入った作品が多い。山口百恵さんの引退によるアイドル新旧交代なんかも起こっていて、音楽ネタ満載の年である。巻頭でのRCサクセション、表紙のキヨシローさんと併せて、音楽ページが目立つ仕上がりの1冊になった。しかも巻末の編集最終ページには、僕自身も読者目線でいつも楽しみにしている『パンチ!なミュージック』を持ってきているからなおさらだ。

それにしてもこのページ、今回はボブ・ディランのインタビューの話だから、これまた驚愕だよ。前号のミック・ジャガーのインタビュー話にも興奮したけど、ディランまでも飛び出すとは、恐るべし。…と、要所要所におもしろい音楽ページが散りばめられている。パラパラめくっていると音楽雑誌みたいに見えなくもないが、そんなことはない。読み応え十分の企画満載で、皆さんを迎え撃ちます。書店の棚から、メラメラと燃えている1冊を探してください。

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2件のコメント

  1. 80年代前半はまだ熱い時代で、後半はバブルがやってきて、
    クールな時代でしたね。
    個人的には、1980~83年の頃が一番好きです。

    • 同感です。そのころにハイティーンブギだった僕たちは幸せであると思います。持っていますよね(笑)。

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