江口寿史さんのイラストラベルのごま焼酎。

『昭和40年男』やそのシリーズ雑誌の広告は、他の男性誌に比べると極めて少ない。決して部数が見劣りするわけでなく、むしろかなりの善戦をしているのにも関わらずつらい戦いを強いられ続けている。この状態を「広告が少なくて読みやすい」とおっしゃってくださる読者さんはいるが、作っている方としてはぜーんぜーんうれしくない。「なんか最近、広告が多いよね」って言われてみたい。もしもある程度増えたら、その分は増ページするから広告のせいで編集ページが極端に減ることがないことを約束しよう。だからね、みなさんがお勤めの会社の宣伝担当に「あの雑誌広告少ねえから付き合ってやれよ」と命じてくだされ。きっと今や決済権を持つ担当者は年下だろうから、そこはパワハラで突っ走ってくれ (笑)。

 

いやいや冗談はさておき、少ないものの我々を愛して出稿くださるクライアントさんはいるのだから、僕としてはお役に立ちたい。が、なにができるって言えばその商品やサービスを使うことくらいだろうと写真のごま焼酎を手に入れて、先日クイッとやったのだ。『昭和40年男』や 増刊の『ザ・タイムマシン』に付き合ってくれた紅乙女酒造さんが、江口寿史さんとコラボしてリリースした写真のごま焼酎だ。江口さんとうちの読者の親和性の高さからご検討いただけ、表4と呼ぶ裏表紙に入れてくださった。ちなみにお勉強タイム。表紙を表1と呼び、それをめくったスペースが表2で、その見開きで広告を入れてくださると表2見開きと呼び、俺たちは喜ぶ。同じく裏表紙を逆にめくると表3と呼ぶのだ。これらを表まわりと呼び、表紙以外の3スペースは広告のプレミアスペースとして君臨している。が、ここに自社の広告を入れざるを得ない時もあるのが悲しい。

 

さてさて、話は人生初のごま焼酎だ。せっかくだからとロックでいただいた。口に含んだ瞬間「うっ、ごまだ」と言葉に出た。僕は普段から焼酎を深く愛している。洋食ではワインだったり、最近では日本酒もチビチビ呑るが、基本はビールを喉に流し込んだら後はひたすら焼酎である。15年前くらいだろうか、芋にハマった時期はあったが香りの強さにやがて飽きた。また取材先で栗焼酎や友人の勧めでしそ焼酎なんてのを飲んだり、米も守備範囲だがごまは初めてだった。蔵元の紅乙女酒造のサイトを見ると、江口さんコラボバージョンは麦と米麹、そしてごまは10%以上と記してある。素人ながら、基本の麦焼酎にごまの香りでアクセントをつけたということになるのだろうか、ごまの主張がコクであり個性でもありちょっとやみつきになる。僕に言わせれば、この独特の香りは水で薄めずに断然ロックがいい。個性的ではあるが、決して肴の邪魔をするような香りではないからやばい、かなり進んでしまった。

 

情けないことに、健康に気遣うことが増えた。あーっ、かっこ悪いと思いつつ、焼酎にしたのも太りにくい、二日酔いしにくい、糖が少ないという三拍子から始めたのだ。動機は不純でも、今もっとも付き合いの多いのは焼酎で、最初のビールもやや控えめにしているのはやはり体を気遣ってのことである、やれやれ。そしてだ、実はこの10年ほどになる、僕の食生活でごま消費量は半端でない。電動のごますり機を愛用していて、現在のものがすでに3台目というほど酷使しているのも、身体にいいからだと信じているからだ。つまりこの紅乙女は、僕と親和性の高い焼酎ということになり、きっかけが江口さんであるというのもますますしっくりとくる。てな訳で、僕の酒棚に常備することが決定したのさ、チャンチャン。

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