春よ来い!!

東京はいよいよ春めいてきた。我が団地の入り口は菜の花と雪柳が華麗なる共演で、今朝はしばし足を止めてしまった。桜まであとわずかに迫った明日は発売日でありながら、東日本大震災から10年の節目を迎える日だ。明日発売の最新号 (vol.66) 巻末にて1ページを使って檄文を掲載したので、このつぶやきからの発信は控えさせていただこう。去年の今日はこんな風につぶやいた

 

ちょうど去年の今ぐらいからだろう、コロナ騒ぎがいよいよやかましくなってきた。が、この時点でまだ読者の集い「浅草秘密基地」の開催は続けていたし、5月5日にはこどもの日のスペシャル秘密基地開催を宣言していた。だんだんと重くなる空気の中、浅草の開催中止を発表して、その数日後に志村けんさんが旅立ってしまった。そう、日本中がコロナ騒ぎの中で右往左往してもう1年以上が過ぎたことになる。まさかこんなに長引くとは、夢にも思っていなかったバカ者だ。

 

それにしても小池知事はひどい。1月2日に官邸に向けてバズーカ砲をぶっ放したのにはハラワタが煮えくり返った。その報道画面からは、申し訳ないが他の3知事が桃太郎に仕える猿とキジ、犬に思えてしまった。「きびだんごにつられたってかあ」と酔っ払った頭の中で叫んでいた。が、今回はそうは問屋がである。よくやってくれたよ、黒岩さん。一方の桃太郎はひどい、本当にひどすぎるじゃないか。前回とは違う意味でハラワタが沸騰中であり、都民として46道府県のみなさんに申し訳ない気持ちにまでなってくる。

 

せっかくの春の到来なのにパーっと明るい気持ちになれないのは、10年前と似ている。自粛ムードに加え、ネオンが消えてしまった暗い東京は、放射能の恐怖にもさらされていた。それでも僕は自粛なんて絶対無意味を貫いて、秘密基地などのイベントをバンバン行なった。自分の仕事史の中で燦然と輝く「チャリティモーターサイクルショー」の開催なんてことにも奔走した。が、今回ばかりはさすがにそう打って出られないのがツライ。5月5日のこどもの日スペシャル秘密基地も現時点では模索中で、会場となる麻布のオッサレーなレストラン「セレニータ」には貸切を申し出ている。が、桃太郎は飲食店やそこで楽しもうとしている者たちを犯罪者のように刺すのを繰り返していて、雑誌という立場で開催するのは本当に悔しいが難しいところだ。早く本当の春が来ないかなあ。東北でも、本当の春を待ち望んでいる方がまだまだ多くいる。
 

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