麻婆豆腐が好きだーっ!!

会社から徒歩10秒ほどのお向かいさんと言っていい、中華屋さんがオープンしたのは去年のことだった。気になるのだが、ランチどきはいつもいっぱいで入れなかった。が、ありがたいことに土曜日に営業していて、ガラガラの店にインした。恵比寿餃子が自慢の大豊記なるお店だ。

 

中華といえばガキの頃はご近所のラーメン店で、最近だと街中華という言い方が自然だろうか。ご夫婦で懸命にぶん回している店は俺たちの原風景だ。外食が産業などと呼ばれる以前、街にはそば屋とともに街中華店があふれていた。残念ながら昨今はご高齢になっても子供に継がせずに、たたんでしまう店が後を絶たない。そういえばひと月前くらいだろうか、蒲田で圧倒的なほど見事な昭和を食わせる横綱さんがしばらく休むと張り紙がしてあった。ヒジョ〜に心配である。今年はにっくきコロナのせいで、次々に僕の大好きな昭和な店が廃業に追い込まれていて、まさかここまで失ったらもう僕はどうやって生きていけばいいんだ(泣)。

 

80年代に入って、グルメブームや産業革命(!?)となって資本が流れ込み、外食は実に多種多様な世界になった。どっこいがんばる個人店を応援する姿勢は崩さないものの、こうした店の味も知らないといかんとこうしたチェーン展開しているところも、“なにか”を感じたところには入ることにしている。数々のランチメニューから僕が選んだのは、写真の四川麻婆豆腐のセットだ。しゅうまい1個とスープ、おしんこがついてご飯おかわりOKで950円と、まあこの地では標準かな。待つことしばし、出てきたこいつは思った通りセンスがよろしい。口に運ぶと大喜びだ。四川を名乗っているわりには辛くないがうまみがたっぷりである。ラー油をどっちゃりかけて、こうなったらダイエットは一時休戦でご飯のおかわりを決め込んで、ひたすら下品にかっ込んだ僕だ。大満足で店を出た。

 

やはり日本の飲食店は進化したなと考えさせられる。創意工夫が施されたさまざまな料理を、いつ何時でも食えるのだから。だが現在、多くの飲食店は瀕死の状態である。そんな中でも昭和な個人店は守らなければならないから、立て同世代諸氏よ。俺たちの味を守ろう。ということで、この大豊記さんはだいぶ気に入ったものの、コロナ収束後までお預けにしようっと。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で