コロナ感染予防でインフルエンザが激減の巻

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、12月4日に厚生労働省から発表されたインフルエンザの発生状況はひとつの朗報ではないかと感じました。11月23日~29日に報告されたインフルエンザの発生件数は46件、昨年の同時期には27,393件だったということですから、実に600分の1に減っているのです。新型コロナの感染予防のために、日常的にマスクを着用し、手洗いやうがいなどをまめにすることがインフルエンザの感染を防いでいることが明らかになったと言えるでしょう。例年に比べインフルエンザが少なくなるだろうことは、ある程度想像してはいましたが、これほど激減するとはちょっと驚きです。その一方で、なかなか感染に歯止めがかからない新型コロナウイルスは、やはりあなどってはいけないものだということをあらためて強く感じた人も多かったのではないでしょうか。

新型コロナは「ただの風邪」ではない

「普通の風邪とかわらない」「インフルエンザでも死ぬ人はいる」などと、いまだに新型コロナを甘くみている人も見受けられますが、その考え方はぜひにもあらためてほしいものです。もちろん、風邪もこじらせれば肺炎になりますし、インフルエンザ脳症で亡くなる方や後遺症に悩まされる人もいますから、そういった意味で「新型コロナだけが特別ではない」と言う人がいるのも、しょうがないことかもしれません。しかし、12月5日現在、全世界で累計6,520万人以上が新型コロナに感染し、150万人以上の人が亡くなっています。単純に計算して致死率は2.3%を超えています。現時点で、日本における致死率は約1.45%ですから世界平均と比べると低いことは確かですが、この数字はけっして安心していい数字ではないと思うのです。季節性のインフルエンザの致死率は0.1%ほどであると言われていますので、致死率だけで見ても、やはり新型コロナはこわいウイルスであると言わざるを得ないでしょう。

大切な人を失わないために

新型コロナでは著名人も数多く亡くなられました。そのなかでも、3月に亡くなった志村けんさんやさん、4月に亡くなった岡江久美子さんは昭和40年男世代にとっては身近に感じられるタレントさんだっただけに、亡くなられた時の報道には多くの人が衝撃を受けました。お二人は、高齢であったり持病があったりと高リスクの方ではありましたが、新型コロナに感染しなければ、まだまだお元気で活躍されたはずです。家族や知人、大切な人をこれ以上失わないように、この第3波を乗りきって収束を迎えられる日が一日も早く訪れることを願わずにいられません。先に発表された数字を見ても、インフルエンザは「消滅」に近い状態となっています。もちろん、完全に消滅するまではもっと時間もかかるでしょうし、また新型のインフルエンザが発生するかもしれません。今回の新型コロナではかつて経験したことのない経済のダメージを招き、仕事を失う人、心の病に苦しむ人をたくさん生んでしまいました。ワクチンや治療薬が確立されれば、この新型コロナもいずれ現状のインフルエンザのように克服できる時がくるでしょう。その時を信じて今はがまんの時。今まさにがんばらなければいけない時なのだと思います。新型コロナの感染が拡大することで、医療現場ではそれ以外の病気の患者さんへの治療にも支障がでていると言われています。助けられる命を助けられないような世の中になってはいけないと思うのです。

今こそ「がまん」の時

インフルエンザ以外の感染症も、昨年までとくらべ今年は少なくなっているようです。マスク、手洗い、うがいなどは大変有効な感染症予防の手段ですから、もし自分が少し油断しているかなと思う方は、いま一度意識して習慣づけてほしいと思います。政府のお粗末な対策に文句を言っているだけでは何も好転しないのです。個人的には来年の東京オリンピック開催は控えてほしいと思っていますが、開催されることになるのなら、今のような感染状況ではどういうことになるかは明らかです。この、インフルエンザ激減の現状を踏まえ、今こそ新型コロナを収束させるべく、多くの人との接触を避け、遠方への移動を控えて、しばし「がまん」の時を過ごしましょう。一人ひとりが「気をつけよう」という意識をもつことこそが、収束への近道だと信じたいです。インフルエンザもこれから感染が増えないとも限りません。師走に入り、何かとあわただしい時期ではありますが、皆さんくれぐれも気をつけてお過ごしください!

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