55歳のクリスマスデビュー!?

うちの会社のエントランスに飾られたツリーだ。街のあちこちや会社の入り口でツリーが見られると、年末進行で激務の日々を慰めてくれるかのごとくである。昭和40年男を立ち上げてからというもの、僕にクリスマスってのはない。いや、社会に出てからというものクリスマスを楽しんだ記憶がない。が、今年はちょっと異変が起きている。

 

暦が悪い。令和3年1発目となる『昭和40年男』は1月9日発売なのだ。日曜日と旗日はよっぽどのことがない限り発売日設定ができない。するとどちらかによけることになり、今年の場合だと選択肢は9日か12日となる。作業だけを考えれば12日に逃がしたいところだ。が、大多数ではないものの奇数月11日が発売日だと楽しみにしてくださっている読者さんがきっといるはずだ。お正月ボケ真っ只中の11日に書店に行ったら棚になかった…なんてことは絶対にできない。それに仕事始め後の最初の連休に、ビールを呑みながら『昭和40年男』を読むのは至福だろう。

 

我々の本は発売日の3日前の納品と設定されている。ほとんどの版元さんが2日前なのに、うちはかつて罪を犯したことがあり中2日と問屋様から命じられているのだ。そのミスとは…? また後日の講釈にとっておこう。6日に納品するということは、年内に印刷が終わってなければならない。てな訳で結論としては、クリスマス以前に作業を手放さなければならなくなった。毎年ほぼ26日が最終日だから、イブやクリスマスの夜は世間の幸せをよそに立ち食いそばを決め込むのが恒例行事だ。僕以外にも同じ境遇の方がいることに強くシンパシーを感じながら「ふっ、こんなもんだぜ」とニヒルに決めるのだ。ちょっと自虐的なようだが、これが大好きなクリスマスの過ごし方なのだ。

 

が、今年はどう過ごせばいいのだろう? ワインなんか飲んじゃってチキンなんか食っちゃうのか? 55歳にもなってそんなもんにデビューするのか? なんかスッゲー似合わないが、それも悪くないかなと今最大の悩みである。今月は『昭和40年男』系だけでも締め切りが3本ある。その1発目の兄弟誌『昭和50年男』を、先日無事に手放したから、そんなくだらないことを考えているのだ。作業を早める分のご褒美だと、ありがたく受け取ることにしたい。

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