【S40News!】ニッサンニューモビリティコンセプト。

日産自動車は、100%電動で駆動されるコンセプトモデル『NISSAN New Mobility CONCEPT』の公道走行を可能とするための大臣認定を9月29日に国土交通省より取得した。

動力源はリチウムイオン電池で、最高速度は時速80km、全長約2.3m、全幅約1.2m、全高約1.5m、車両重量470kg。乗車定員は2名とあるが、写真では一人乗りのように見えるがどうなのだろう。同社は完全電動自動車であるリーフをすでに発売しており、ハイブリッドで先行するトヨタとの差別化を図っている。この『NISSAN New Mobility CONCEPT』も同社の完全電動化に向けた戦略のひとつ。

高齢者や単身者世帯の増加といった社会背景や、乗用車の近距離移動・少人数乗車の使用実態に着目した、持続可能かつ効率的で使い勝手のよい移動手段を実現させるための全く新しいコンセプトで開発された車両で、公道走行することは日本初となる。本モデルはすでに2010年に「APEC Voices of The Future」で公開されているものだが、これを使った公道走行実験が開始されるのである。

国土交通省が実施する平成23年度「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」において、横浜市、青森県、福岡県(高齢者にやさしい自動車開発推進知事連合)と共同で、超小型モビリティの活用による地域交通システムのあり方の検証や、アンケート及び実証実験後の聞き取り調査により車両の使い勝手を評価していくという。また、公道走行における各種データ収集を通じて、他の車両と混走する上での円滑な交通流の確保などについても検証していくとしている。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で