俺たちの食卓を考える。

育ち盛りの頃の俺たちの食卓は、父ちゃん母ちゃんの時代に比べたら格段に豊かになった。だが現代に比べたら、まだまだそのバラエティは乏しく発展途上の時代だったと言える。ともかく、腹一杯食えることの幸せは享受できた世代だ。

 

が、いつも俺たちは腹ペコだった。それは次々に魅惑の品々が登場したからに他ならない。マクドナルドやカップヌードルなどのまったく新しい食い物を知り憧れたものの、親たちはカラダに悪い食い物だと分類して食っちゃダメだと俺たちの欲望を押さえ込んだ。お菓子類も次々とエポックメイキングなモノが出現するのに、虫歯になるの一言で一蹴される。潤沢な小遣いがあるわけでないからそれらを手に入れることはできずに、いつもカラカラに乾いていたのだ。

 

そんな昭和の俺たちにとって、とびっきりのご馳走はなんだ? カレーライス、ハンバーグ、パスタでなくまだスパゲティの時代でナポリタンかミートソース、鳥の唐揚げなどなどだろうか。魚はノーノーだった。断然肉なんだが、ステーキなんて夢のまた夢で豚肉の厚切りだって食卓に並ぶことなどなく、薄〜いのを野菜なんかでかさを増したメニューばかりだった。肉の比率が極めて低い野菜炒めが代表的だ。

 

そんな昭和なメニューの中で、今も昔も僕のナンバーワンはミートソースだ。写真のように大量に煮込んでは凍らせていつでも楽しむ。ホッとする昭和の味にいつもほっこりさせられながらすする。と、そんな昭和の食卓にみなさんはどんな想い出があるだろうか。どうぞ今宵はそれぞれに時間旅行を楽しんでみてくれっ。さて、なんでこんな話題を持ち出したのか? そう、締め切りが近づいているのだ。ふっふっふ、次号の特集を楽しみにしていてくれ。

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