<作品概要>
日本人プロレスラーで唯一、ジャイアント馬場、アントニオ猪木とプロレス界の二大巨頭からピンフォール勝ちし、第3次プロレスブームを築き上げた伝説のミスター・プロレスこと、天龍源一郎。1976年、プロレスデビューをしてから40年、生涯現役を高らかに宣言し、現役プロレスラーとしていつの時代も変わらず居場所を求め、プロレスに没頭していた天龍源一郎。65歳を迎えた2015年2月9日、慣れ親しんだ後楽園ホールでプロレスラー廃業を宣言。そして2015年11月15日、両国国技館で行われた、新日本プロレス、オカダ・カズチカとのラストマッチまでの日々にカメラが密着。そこには、プロレスラー・天龍源一郎としての姿だけでなく、父をサポートしてきた娘で、天龍プロジェクトの代表でもある嶋田紋奈との引退までの二人三脚で駆け抜けた姿、そして、日頃ファンの前では決して見せることのなかった、家族との絆までを克明に描いています。自らのプロレス人生に、何を想い、何を語ったのか。『LOVE MY LIFE』『ほしのふるまち』等を監督した川野浩司が、監督・撮影・編集をすべて一人でこなし、プロレスラーとしての姿だけでなく、一つの家族のかたちを綴った感動の作品となっています。