骨密度最悪の結果に驚愕!?の巻

3週間前のコラムで、生まれて初めて骨密度を測ったというお話しをしましたが、その際の健康診断の結果が出てきましたので、ご報告いたします。というか、すでにタイトルでバラしてしまっていますが、なんと最悪の診断結果!「骨量が減少しています。骨粗しょう症の疑いがあります。専門医を受診しましょう」って!?さすがにそんなはずはないんですけど…

同じ年齢の人と比較して84%と言われても、なんとなくピンとこないのですが、どこからどう見ても4段階の最悪レベルであることは間違いがないようです。う~ん、どうしたもんかな?とここはかなり落ち込む場面と思われるのですが、そうでもないんです。実はこの骨密度と骨折しやすいかどうかというのはあまり関係がないということをつい先日、ある先生から聞いていたからなんです。

硬い骨は折れやすい

その先生いわく、骨の骨折に関係するのは骨密度ではなく、骨の柔軟性だと言うのです。骨密度が高い=骨折しないという今まで常識のように言われてきたことが、どうも違うようなのです。でも確かに、よく言われるように「柳の枝はしなやかだから折れない」まさにそのとおり。人間の骨も、水分やコラーゲンが満たされて潤いがあれば折れない、潤いがなく乾いた骨は折れやすいのだそうです。ついこの間まで、骨密度、骨密度とこだわっていた私にとっての「骨密度神話」が吹っ飛んでしまいました。当然、この考え方に異論を唱えるお医者さんなどもいるかもしれませんが、とにもかくにも、骨密度が高ければ骨折しないという考え方は今後大きく変わっていくようです。

骨はカルシウムだけではない

骨密度(いわゆる「骨量」)が低いと、まず摂取を進められるのが「カルシウム」と「ビタミンD」です。しかし骨の「質」に着目してみると、やはりここでも忘れてはいけないのが、前述のたんぱく質であるコラーゲンなのです。

オムロン公式サイトの健康コラム「はじめよう!ヘルシーライフ」でとてもわかりやすい説明があったので以下、引用文です。→『私たちの骨の構造を鉄筋コンクリートの建物に例えると、カルシウムはコンクリートに当たり、コラーゲンは鉄筋に当たります。建物は、コンクリートの量だけを増やしても、丈夫になりません。鉄筋で強化することで、はじめて頑丈になります。それと同じように、骨を強くするにはカルシウムで骨量を増やすだけでなく、コラーゲンで骨質を高めることが必要なのです。つまり、「骨量(骨密度)+骨質=骨の強さ」ということになります。』

目からウロコの「骨量(骨密度)+骨質=骨の強さ」!もちろんどちらも大事ですが、カルシウムではなくコラーゲンの方が鉄筋だったとはちょっと意外な感じです。カルシウムの過剰摂取は心臓や血管の病気になりやすいという論文も発表されており、骨密度が低いからといってカルシウムばかり取るのはかえって危険との指摘もあります。「カルシウムはあまり取らなくてもいい」というのは先日お話しを伺った先生も同じことをおっしゃっていて、「取るなら、マグネシウム」ということでした。マグネシウムはカルシウムが過剰になるのを防ぐ働きをしてくれるそうです。マグネシウム1に対してカルシウム2の摂取量が理想と言われていますので、今日からはカルシウムだけでなく、マグネシウムを意識して摂取してみてください。マグネシウムはたとえ取りすぎても、排泄される機能をもっているので、摂取量に神経質になる必要はないようです。豆類、ナッツ類(特にアーモンドやカシューナッツ)に多く含まれていますので、小腹が空いた時の間食におすすめです。

骨密度の話だけで、随分長くなってしまいましたが、次回はその他の結果についてもご報告します。結果表には過去3年の数値が載っているので、前回、前々回との比較もできます。昨年一時的にですが、悪かった肝・膵機能はどうだったでしょうか?今年58歳!編集部まつざき、日々のゆるい健康法はちゃんと功を奏しているのか?次回に続く…

※骨密度低い件については、特に専門医で診てもらう予定はないですけど、来年の健康診断でまた懲りずに測ってもらおうっと!

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