【S40News!】ポルシェから4つのニューモデル。

ポルシェAGは、9月15日より一般公開となる第64回フランクフルトモーターショーにて、ハイパフォーマンスポーツカーのアイコンであるポルシェ911カレラを含む4モデルのワールドプレミアを行うと発表した。発表されるのは、911カレラ、パナメーラディーゼル、911 GT3 RS 4.0、ケイマンS ブラックエディションの4車種。

ザ・スポーツカーこと911カレラは、911らしさはそのままに、よりワイド&ローのシルエットとなった。ホイールベースが100mm延長され、全高が低くなったうえに20インチホイールを装着できるというワイドなフェンダーが印象的。

全てのクーペモデルが走行距離100kmあたりの燃料消費量が10Lを大きく下回っていることを強調。最高出力350馬力を発生する3.4Lの新型ボクサーエンジンでは、ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)との組み合わせで燃費は12km/L以上だという。先代モデルとの比較で約20%向上している。ポルシェと言えど、燃費を機にせずにはいられない時代なのね。

一方、ボディは、アルミ二ウムとスチールを組み合わせた構造で、剛性を高めながらも最大45kgもの大幅な軽量化に成功。さらに、世界で初めて7速マニュアルトランスミッションが標準装備している。オートスタート/ストップ機能、サーマル・マネージメントシステム、エネルギー回生システムといった補助システムや補助機能も備わり、エネルギー効率性はいちだんと向上しているのだという。

パナメーラ ディーゼルはポルシェがロングレンジクルーザーと位置づけたモデルで、とくに高速走行時の安定性が特徴。容量80Lの燃料タンクを満タンにすることで1,200km以上走ることができ、転がり抵抗の低いタイヤを装着することによって燃費は約15.8km/Lを達成。パワーユニットにはスムーズな回転特性の3.0LのV型6気筒エンジンを搭載し、最高出力は250馬力、最大トルクは550Nmという圧倒的な値。トランスミッションには、8速のティプトロニックSトランスミッションをチョイスしている。

911 GT3 RS 4.0は、モータースポーツ向けのプロダクションカー。生産台数は600台限定で、エンジンは、これまで911のプロダクションモデルに搭載されてきたものの中では最大排気量となる4.0L。NA(自然吸気)で500馬力もの最高出力を叩き出すモンスターエンジンだ。ニュルブルクリンクの北コースにおいて、1周7分27秒のタイムをマークできるという、ポルシェが自信を持って送り出すレーシングマシンだ。

生産台数500台限定のケイマンS ブラックエディションは、スタンダードのケイマンS全体にブラックのカラーリングを施し、エンジンをミッドシップマウント。搭載されるエンジンは3.4Lのフラットシックスである。最高出力は通常のケイマンSのエンジンを10馬力上回る330馬力。このパワーの差で、0-100km加速のタイム5.1秒を叩き出すのだ。しかも、ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)仕様車の場合は5.0秒!

どのポルシェも、いったいどんな仕上がりなのか、気になるモデルばかり。今後のポルシェを占うモデルだけに、フランクフルトショーが待ち遠しい。

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