ガラガラの増上寺にて。

連休明けの昨日より、社会の混乱がより強くなったように感じられるのはきっと皆さん同様だろう。朝の通勤電車ではマスクの使用率がグーンと上がった気がする。今日あたりは9割以上が着けているイメージだった。そんな中、わが街自慢の増上寺はどんなことになっているだろうとのぞいてきたら、やはり思った通りでこれまで見たことのないほど閑散とした場所になっていた。

 

正解がない。だから、用心・自粛へと向かっていかなければならないのはわかる。が、それを煽動するような民放の情報バラエティの論調には辟易とさせられるばかりだ。今朝見たシーンでは、開催中止の決定をコメンテーターが「素晴らしい」と賛辞するように言い放った。その瞬間を見てしまった僕は、気持ち悪いとしか感じなかった。「私の立場から言えば、適切な判断だと考えます」とか、それが公共の電波じゃないか。

 

友人からこんな話を聞いた。ある民放の記者が、連休中の自宅に取材要請で来たとのこと。小さな子供がいる4人家族で、一家が閉じ込められてピリピリとしている姿を撮りたかったのだろう、「子供は外で遊ばせてます」との友人の言葉を聞くと、そそくさと帰っていったそうだ。民放の報道にとっては、現在の家庭は閉じこもってピリピリとしていなければならないのだと、彼は笑っていた。

 

気持ちがいいほどガラガラの増上寺で手を合わせた。胸の中で何度も何度も「頑張るぞ」としか言わなかった。今のこの状況下で何をどう頑張るかは、それこそ正解なんかないし誰にもわからない。カラッと晴れ渡る日が近いのか遠いのかを見定めながら、持論を練り上げて発信していくしかない。たとえそれが、やがて出る結果と照らし合わせて正解でなくても、はっきりと出すべき時は出していくことにする。

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