松田聖子さんのミラクル〜大編集後記。

 

最新号の調子がなかなかよろしいようだ、ホッ。巻頭特集の1980年は、おもちゃ箱をひっくり返したような『昭和40年男』らしい展開になっていると自画自賛していたりする。1980年のきらめきに潜んだ謎を4つの切り口で解明する構成で、コンテンツ・カルチャー・世相に続いて最終章が音楽だ。ティーンズロードを突っ走る俺たちに、当時の音楽は今も心の奥底でキラキラと鳴り響く。

 

松田聖子さんのデビューがこの年だった。約40年を経て、つい先日の大晦日もアイドルとして歌っているのを中坊の僕は全く予想できなかった。アイドルとは消耗品だと思っていたバカ者だ。さらにこのバカ者はデビューから何年か、聖子ちゃんの偉大さに気がつかなかった。高校に入学して周囲の女の子がドンドン聖子ちゃんカットになっていくのは大歓迎したが、アイドル中のワンピースとしか見ていなかった。初めて「すげー」と唸ったのは紅白歌合戦でのことだった。バンドのメンバーで酒をかっくらいながら見た『天使のウィンク』だったから、デビューから5年もかかったことになる。

 

残念ながらご本人の登場とはならなかったが、そこは『昭和40年男』の誌面構成にとって大きなネガティブにはならない。彼女の功績に潜んだ謎を分析したいのだから、この方に登場していただこうと白羽の矢を立てたのは、楽曲提供やプロデュースで深く関わった川原伸司さんだ。興味深い話を多くうかがい、当時の制作の裏側なども聞けて楽しい記事になっているぞ。

 

1980年は山口百恵さんの引退の年でもある。この妙も80年代の幕開けにふさわしい。1つの時代が終わり、1つの時代が始まった。何か特別な力が加わっている気がしてならない…と、そんなことを楽しく考えられる最新号を今すぐ手に入れてちょうだい。

『昭和40年男』創刊10周年オリジナルグッズ 好評発売中!

最初のコメントをしてみませんか?

お気軽にコメントをどうぞ

メールアドレスは入力しても公開されることはありませんのでご安心下さい。


*