表紙で振り返る令和元年 ~その十。

つい昨日のことのようだが、すでに去年となる令和元年の12月まできた。本来6冊の発行のはずの『昭和40年男』なのに、去年1年で14冊を発行することができた。スタッフや関係者の皆さんに感謝するとともに、支持してくださる読者の皆さんががいてくださるおかげである。ありがとう。って、なんだかモードが12月に戻っちまった(笑)。

 

大きな話題を呼んだ『昭和50年男』は早くもvol.2を発行できて、こちらは偶数月11日発売という発行形態で、つまり『昭和40年男』の裏に入ることになる、パチパチ。ご覧の通りズバッとキン肉マンだ。ヒーロー特集で彼がその象徴として表紙に登場するのが我々との差異で、10年の大きさがおもしろい。『昭和40年男』がヒーローを特集したら、仮面ライダーやそれこそウルトラマン、キカイダーやゲッターロボ、ひねくれてデビルマンとかもいいですな。

 

『昭和50年男』のvol.3は2月10日(11日が祝日)に発売になるので、職場の後輩に買ってあげてちょうだい。いや、まだvol2は絶賛発売中だから、お年玉がわりにぜひご購入くだされ。ヨロシクっ!!

 

一方、こちらも現在バリバリにオンセール中の総集編だ。バッチリ決まったマイケルの表紙がまぶしいぜ。

 

この1冊は実はすげー悩みが多かった。シティポップと洋楽で組み合わせること自体がそもそも容易ではない。そこは稀代のコピーライターの僕で“背伸び”とまとめこんだ。次にどちらを前にするかで悩んだのだ。表紙はマイケルでビシッと決まったのだから、雑誌タイトルは当然ながら『洋楽&シティポップ』となり、ページ構成も洋楽が前となるのが順当なのだが、シティポップでは書き下ろし原稿を入れることができた。杉 真理さんがロングインタビューに応じてくださり、10ページも作れたのだ。しかもおもしろい。

 

そこで、シティポップを前にして洋楽の大トリをマイケルが受け持つという構成にしたのだ。おおーっ、これはいいぞ。さらにそれぞれの冒頭を飾る扉ページに工夫を凝らしてあるから、そこはこの悩みの結果なんだと楽しんでいただきたい。雑誌作りとは悩みを執念で解決してくものなのさっ。

 

てな訳で、令和元年の出版を全10話で振り返ってきた。これは1冊の本になるな(ウソ)。

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