表紙で振り返る令和元年 ~その弐。

メリークリスマス!! イブはハッピーに女の子と過ごしたかーい? 今夜も楽しく過ごすのかーい? 全く無縁の方もたくさんいるだろうから、共に頑張ろう!! さて、年末らしく今年1年を振り返る。で、そこは『昭和40年男』なのだから、表紙でということになるのだ。

 

前年の8月より、総集編をシリーズ化することを決定させてこれが4発目となった。これまでに、プロレス、クルマ、モノと続けてきてどれも好評だった。毎号コンプリートしているヘビーユーザーには必要ない本だが、ほとんどの読者さんは自分と特集がフィットした時に買っていただいていることだろう。だからきっと1冊丸ごとのテーマによっては欲しい本になるはずだ。さらに、書店さんに『昭和40年男』の文字が入った本が常に並んでいることも大きな目的だ。実質月刊になるわけだから、これは有効な手である。

 

ご覧いただいている昭和野球号も、いやーすごい熱量の1冊だ。なんと言っても表紙の写真がよい。そう、我々世代は3番より90番の方がしっくりくる諸氏の方が多いのではなかろうか。『巨人の星』の3番は印象深いが。90番をつけた初年度の巨人の弱さは、俺たち世代に強く記憶されている。大リーガーの肩書を持ち、鳴り物入りで4番に座ったジョンソンのバットは空を切り続けたし、投手陣も崩壊だった。そんなチームを鼓舞するためにコーチャーズボックスに入った長嶋さんのこの姿こそ、俺たちが目撃した昭和野球の象徴的なシーンである。

 

俺たち世代にとって野球は中心にあった。小さな頃から友達と野球遊びを通じて友情を育み、うまいやつはクラスのヒーローだった。逆は悲惨で僕はそっちに属したが、見るのもプレイするのも大好きだった。今でも、当時使っていたグローブでキャッチボールをすれば、下手なりに懸命に努力を重ねた日々がフラッシュバックする。

 

きっと、皆さんそれぞれに野球に対する想い出がたくさんあることだろう。それを呼び起こしてくれる総集編4発目の『俺たちが愛した昭和野球』は2月12日の発行だったのさ。

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