ハートカクテルは大人の階段〜大編集後記。

今日も静かな浜松町で、世の中の多くの方は3連休を満喫しているようだ。オイラは今日もバリバリだぜ。そしてしつこくいくぜっ、恒例の大編集後記で最新号のPRをさせていただこう。

 

一時期愛読していた『モーニング』の顔的な存在だった。かっこよくて爽やかな絵と、ハイセンスな男女の絡みに強く憧れたものだ。まさに作品と呼ぶにふさわしい『ハートカクテル』は、すごくおしゃれな世界なのだが決して上から目線でないのがよかった。毎回毎回ストーリーにぬくもりがあり、気の利いたオチにいつも感心させられていた。

 

昭和58年に連載がスタートしたということだから、同世代諸氏の頭の中は女の子のことばかりで過ごしていた頃だろう。世の中はまるで月を追うごとにキラキラが増していくような時代だった。ハイティーンの頃に、そうやってオッサレーな世の中へとシフトするのを感じられたのはラッキーだった。僕はそこに乗っかるのが下手くそでダサダサなハイティーンだったが、それでも全く努力をしなかったわけでない。ギロッポンに繰り出したり、荒川区在住だったのにわざわざ渋谷でバイトしてみたり、時代が引っ張られていく方向を感じながら懸命についていこうとしていた。

 

自然とバイブルになってくれた1つが『ハートカクテル』だった。雑誌やラジオから生まれるコンテンツが時代の空気感を作っていく。それらの表現のすべてが若者に強い影響力があった。僕らは自分の嗜好に合わせてコンテンツを取捨選択して、自分の中へと取り入れていったのだ。これをセンスというんだな。AORやシティポップでなく、ロックやR&B、ブルースを好んだハイティーンだったことが僕の弱点だ(笑)。どうも清潔感とかハイセンスと縁遠い人間になってしまった。

 

そんなだから憧れたんだよ、わたせせいぞうさんのつむぎ出す世界に。今回の表紙にあって、巻末に氏のインタビューが入っている。まるで僕のハイティーンの葛藤の日々のようだ。泥くさくて力強い表現ばかりを好んでいるくせに、ちゃっかり『ハートカクテル』を読んでいた日々がカタチになってるみたいじゃないか。

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