40代から60代の就労目的のトップは? ミドルシニア/シニア層の非正規就労者実態調査【マイナビ】

株式会社マイナビは、現在非正規雇用(パート・アルバイト/派遣社員/契約社員)の就労者を対象とした、「ミドルシニア/シニア層の非正規就労者実態調査」を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。昭和40年男世代に該当する人への調査ということで、この結果は非常に興味深いものがあります。人生100年時代と言われている昨今、60歳を迎えても何かしらの形で仕事に携わる人も増えているようですが、 その就労に関する目的意識などは年代によって傾向の違いがはっきりとわかるようです。60代、70代では、若い世代との大きな違いに「健康維持のため」という回答が高い割合を示しているのが特徴です。もちろん生活のために働かざるをえないという人もいると思いますが、比較的多くの人が、高齢と言われる世代になっても積極的に社会に関わっているという実態を知ると、「定年退職後はどうなるのか…」と不安を抱える昭和40年男世代にとっても、勇気づけられる結果と言えるのではないでしょうか。

6年後には60歳・還暦を迎える昭和40年男にとって、定年後の人生というのも、決して遠い未来の話ではありません。今から、60歳以降の具体的な計画は立てられていますか? もう働きたくない!という人もこの結果をみれば、もう少し働いてみるのも悪くないと思えるような気がします。

以下、リリースより

【TOPICS】
・非正規雇用として働くミドルシニア/シニア層が、正規雇用を希望する割合は15.5%。【図1】
・40代から60代の就労目的のトップは「生活費のため」、70代は「健康維持のため」。【図2】
・現職場での勤務継続意欲は7割を超える高い結果に。【図3】

【調査概要】
現在、非正規として働くミドルシニア/シニア層で、正規雇用を希望する割合は15.5%と低い結果に。
雇用形態別にみると、契約社員が31.7%、派遣社員が26.4%で、パート・アルバイトの11.2%よりも高く、年代性別で見ると、40代の男性が46.2%で約半数が正規雇用を希望する結果となった。
また、就労目的について聞くと、40代と50代は上位3項目とも同じ結果で、「生活費のため」「自由に使える小遣い稼ぎ」「貯金をするため」とお金に関する項目が並んだ。一方、60代と70代では「健康維持のため」が上位にランクインした。
現在働いている職場の勤務継続意向は全体で76.0%と高い結果になった。そのうち、現職場に充実感を感じている人は92.8%おり、ミドルシニア/シニア層は現職場での勤務継続意向が高いことがうかがえる。なお、退職検討理由で最も多かったのは、「時給関連の不満」だった。

【図1】ミドルシニア/シニア層の非正規就労者の就労実態について

【図2】ミドルシニア/シニア層の非正規就労者の就労目的について(複数回答)

【図3】ミドルシニア/シニア層の非正規就労者の現職の継続意向と退職検討理由について(複数回答)

マイナビ「ミドルシニア/シニア層の非正規就労者実態調査」概要
【調査方法】 インターネット調査
【調査期間】 2019年6月7日(金)~6月10日(月)
【調査対象】 現在非正規雇用(パート・アルバイト/派遣/契約社員)で就労している40歳~79歳男女 ※調査時点
【有効回答数】 1,735名
※調査結果の詳細は、マイナビHPのニュースリリース(https://www.mynavi.jp/news/)からご確認いただけます。

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