蒲田にオアシス発見!!

ミュージックレーベルの方と打ち合わせを兼ねて一杯やることになり、互いに都合がいいと蒲田で落ち合った。やっすーいもつ焼き屋に行き、あーだこーだと激論を交わしつつ絶品のもつ焼きをガンガンと頬張った。二軒目はどうしようかと考えていると「オモシロイ店がある」と彼。そう、彼は幼い頃から蒲田で育った筋金入りで、いい店をたくさん知っている。そして今回連れて行ってもらったのは、店名通りまさしくオアシスだった。

 

いかにも蒲田ってな雑居ビルに案内された。昭和な香りと気分を味わいたいながらエレベーターで4階へと上がると、そこは懐かしのカラオケパブだ。広いフロアーにはステージがあり壁に沿うようにテーブルが配置されている。8時オープンの店は、20分ほど回ったところでほぼ満席になっていて、すでに熱気ムンムンである。

 

まだカラオケボックスが普及する前、ナウでヤングな俺たちはパブに通ってカラオケを楽しんだ。そこには司会がいる店も多かったが、せいぜい曲紹介にちょっとしたいじり程度だった。この店は違う。MCが天才的にうまい。いや、うまいなんて上から目線は恐縮なほどのプロの技である。MCだけでなく、ホールスタッフも全員が一体になってこのエンタメ空間を切り盛りしていて、客もその空気を作り出している一員なのだ。店にいる人間すべてを巧みな技で導き、感動の空間へと作り上げていくのは、やはり見事すぎるMCによるものだ。

 

ホールスタッフは各テープルを回って歌のリクエストを募る。おそらくその曲と空間の雰囲気を組み合わせて、DJのごとく次の曲を決めていくのだろう。それもMCさんの重要、かつ凄腕の仕事だと思われる。ダンスを促されるとこの日は中年の客が多かったが、ほとんどがフロア中央へと出ていく。手拍子もバッチリで、一体感のある盛り上がりはそのまま維持されて時間が過ぎていく。2時間半ほどはあっという間に、そして心の連鎖のままに過ぎ去ったのだった。飲み放題で1人3,500円はかなりお安く感じられた。いゃーっ、さすが蒲田だ。カラオケ好きな同世代諸氏は、楽しいを超えてきっと感動することだろう。だって俺、入店してしばらく泣いてたもん!!

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