ゆるマクロビのすすめ!の巻

このコラムでも時々登場する言葉、「マクロビオティック」について、自分自身の体験を交えて少しお話ししたいと思います。

マクロビオティック=菜食主義(ベジタリアン)という風に考えている人が多いと思いますが、実は似ているけどちょっと違うんです。国際ベジタリアン連合がベジタリアンと定義しないスード(擬似)・ベジタリアンと分類されています。などど、いきなりめんどくさい話?の予感がするかもしれませんが、定義云々はともかく、マクロビオティックというものが、ざっくりどんなものか、実際にやろうとするとどうなのよ?ということを、ゆる~い視点でみてみました。

このマクロビオティック、「動物性のものを食さない」という点はベジタリアンと同じなのですが、その根底には「身土不二」「陰陽調和」「一物全体」といった独自の哲学(思想)があります。…というとこれまたなんだか難しく聞こえるかもしれませんが、そのルールのようなものを知れば、決して難しいものでもないのですが、そもそも「動物性のものを食べない」という時点でかなりの制約があり、さらに「添加物を摂らない」「野菜は有機栽培」となると、強い意志も求められますし、周囲の理解がないと続けられないという高いハードルがあります。マクロビオティックを厳格に行うことは人間関係の破たんすら招きかねないので、身体によさそうなその独自哲学とやらを、自分が受け入れられる範囲で、楽しみながら実施するのが、私がおすすめする「ゆるマクロビ」です。

「身土不二」(地元の旬の食品や伝統食が身体に良い)、「陰陽調和」(身体を冷やすものと温めるものをバランスよく食べる)、「一物全体」(食べ物は丸ごと食べるほうがいい)、というその考え方は理にかなったものだと思いますが、この三つの決まりごとはよくよく考えれば、野菜だけでなく、お魚やお肉にも当てはめることができますから、当てはめることができないものを除外して、動物性食品を完全除外しない、食べたいという心も身体も、どちらも健康でいられるのが理想と言えるのではないでしょうか。

陰と陽の調和がとれた勾玉。

「何事もやりすぎはだめ」です。厳格なマクロビアンだったら…と想像してみると、外食はほぼNGですし、家族がいる場合、全員にマクロビを強制するか、家族の食事とは完全に分けて2パターンのメニューを作るか、どちらにしても困難ですね。私はこのマクロビオティックという食べ方の方法を知った時に、すべて受け入れるのは無理だから、できることだけやってみようと考え、「輸入の食材は避け、なるべく地元近くで採れた旬のものを選ぶ」「なるべく玄米を食べる。野菜の皮は剥かない」「なるべく動物性(特に肉)のものは食べない」という考えのもと、3ヶ月ほどは結構厳密にやろうとしていました。ある時、誘われた外食で肉を食べた時に、なんとも言えない罪悪感のようなものに襲われて、これではだめだと思い、あまり厳格にするのはやめました。本来、健康な身体を作るための食事方法であるはずなのに、心が縛り付けられてしまうのはなんか違う…そう思ったら気持ちが楽になりました。もともと完璧主義者ではありませんし、すぐ挫折するタイプですから、そんな日は自然ときたかもしれませんが、頑張りすぎなくてよかったです。マクロビオティックの考えに酔心するあまり、他者(家族も含め)に強要したり、その決まりごとを破ってしまった時に、「意志が弱い」と自分を責めてしまったりするのは愚かなことですから。

それでも、一時のこの経験があったから、今もたまには玄米を食べるし、少々割高でも添加物のなるべく入っていないものを選ぶよう心がけるようになったし、手に入るなら、可能な限り有機栽培の野菜を買うようになりました。今年はベランダでミニトマトまで育ててますしね(^-^; マクロビオティックというハイカラな名称ですが、その発祥は日本で、「和正食」と呼ばれるシンプルな考えに基づくものでした。さまざまな病気にかかるリスクを軽減するためにも、日々の食事を見直すことが大切であるという考えは昔も今も変わらないわけで、ぜひ興味のある方は、正食協会のHPをご覧になって、「ゆるマクロビ」を取り入れてみてはいかがでしょうか? 食に対する意識がほんのちょっぴりわるかもしれません。

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