男の強さを学ぶ昭和40年男。

週末は栃木県のツインリンクもてぎで行われていたオートバイの『全日本ロードレース』の取材だった。満開の桜がキレイでビールの誘惑が厳しい現場だった(笑)。土日に1レースずつ行われた決勝レースの驚愕の結果は、レース取材の歴史に残るものだった。そして、男たちに大いに学べた。バイクネタだとお付き合いいただけない方がデータを見ていると多いようなのだが、まあここはひとつお付き合いくださいな。

 

驚愕としたのは、土日の順位が6位までまったく変わらなかったことだ。さらに7位と8位が入れ替わっただけで11位まで変わらないというのも凄すぎる。レースに興味のない方だとそれがどうしたとなるかも知れんが、これは驚愕以外の言葉が見つからない。バイクはいうまでもなく転ける乗り物だ。限界までセットアップされたマシンを倒さず、しかも競い合いながらミスせずに23周走らせるのは至難の技である。この時点でのマシンの仕上がりとライダー自身の技術を出し切ったから、11位までほぼ変わらない順位という結果になったと言えるかもしれない。

 

レース後に行われた、表彰台に立った3人のライダーによる記者会見は当然ながら同じ3人によるものだった。これまたすごいことに、トップ2は2日に渡って最終ラップまでデッドヒートを演じた。1日目こそ若干の余裕を感じさせたヤマハの中須賀克行選手だったが、昨日はホンダの高橋巧選手が最後の最後であと一歩まで追い詰めた。本当に面白いレースだった。

 

去年より続くこの2台の切磋琢磨によって、今年はレベルがグーンと上がった。一昨日の決勝前に行われた予選では上位4台がコースレコード上回り、その4台が1〜4位のタイム順のままにゴールという奇跡も起こった。いやー、やはり驚愕の一言だ。

 

極限の速さの中で判断をしいられ、ちょっとのミスが命取りになるレーサーたちは、気力にあふれていて男の強さをバシバシ放出している。誰も彼もがそんな男の中で、頂点立ち続ける中須賀選手の姿勢と強さには学ぶところばかりで、僕自身ももっと強くなりたいといつも奮い立たせてくれる。いやあ、サーキットって、レースっていい。同世代諸氏にももっと遊びに来ていただきたいと願う。

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