近田春夫さん登場 〜大編集後記。

『昭和40年男』は、特集以外もてんこ盛りに記事を入れこむ。この賑々しさこそ俺たち世代が求める雑誌なのだと、編集部は奮闘を続けるのである。連載のインタビュー企画「ガツンとひと言。兄貴の説教」は、僕自身も大好きなページのひとつで毎回楽しみにしている。ここに登場するような偉大な兄貴たちは、戦後復興を経て経済成長期の中から次々に現れて、俺たちが大人の階段をのぼる頃にさまざまなカルチャーを生み出してくれた。俺たち世代の幸せは、その空気を目一杯に吸って楽しみながらセンスを磨けたことである。今回 (vol.53に) ご登場いただいた近田春夫さんも、まさに俺たちにさまざまなカルチャーを提供してくれた兄貴だ。

 

昭和26年生まれというのが信じられない写真じゃないか。68歳になる時にこんなかっこいい自分でいたいと思わされた。そして内容を読めばその若さがうなずける脳みその持ち主である。最近歳をとったなとお嘆きの貴兄は、ぜひご一読くだされ。

 

僕にとって彼とのファーストコンタクトは、ジューシィ・フルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」だった。きっとそれ以前も触れていただろうが、その名前を記憶に刻んだのがこの曲だった。なんとも不思議。そして時代を先取りした感じと親しみやすいメロディが共存していて、ロックだぜと突っ張っていた僕はまさにガツンとやられた。これがプロデュースってやつなんだなと、後になって追加で感心させられたのだった。

だが本文を読むと彼の中心にあるのはロックなのだ。この辺のバランスはじっくり読んでいただき感じ取ってほしい。僕自身、とても勉強させていただいた記事だ。ぜひっ。
 

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