上を向いて歩こう。

今年は台風の塩害や不安定な気候などで紅葉がよくない東京だ。家から最寄り駅に向かう大イチョウは台風で木の上部2/3くらいの葉が落ちてしまい、残念でならない。毎年11月から色付き始め、お正月にはまるでわかっているかのようにすべての葉が落ちている。と、そんな楽しみが今年は無くなってしまった。

 

今朝のこと、浜松町から会社へ向かういつも通る道にきれいに色づいたイチョウの木を見つけた。地面に落ちた黄色い葉を見つけて、見上げると写真のようになっていたのだ。きっと僕はいつも下を向いて歩いているんだ。家を出る時は必ず上を向いて歩き出すようにしているのだが、会社へと向かう道では考え事をしながらだからそんな意識が働いていないのだろう。このイチョウの存在が自分の中に見事なほどないのはよろしくないと反省しきりである。

 

冬の街をコートのポケットに手を突っ込んで、背中丸めて下を向いて歩く。そんなおっさんはやはりよろしくない。涙がこぼれないように歩く時は上を向かなけりゃいかん。毎日のように歩いている道のご褒美を見逃してしまっていたのだから。ちっぽけな話をグーンと広げると、人生ってそんなところから大きく変わってしまうはずだ。

 

神社にある大イチョウに比べるとサイズはずいぶんと小さいが葉の色付き具合はいい。今年はこの会社近くの木で楽しませてもらうことにする。

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