白米よりも栄養豊富。昔の人はみんな食べていた玄米!の巻

炊きたての真っ白なご飯、おいしいですよね! 本当においしいご飯があれば、おかずはシンプルなものでも十分満足できるほどで、日本のお米は世界が注目するほどその品質も高いものです。特に男性は、やはりご飯は「つやつやの白米!」という人が多いのではないでしょうか。でも、今日はお米はお米でも、「玄米」のお話です! 最近は健康のためにと、白米に雑穀を混ぜたり、玄米を食べるように心がけたりしている人も増えてきているようですから、今まで敬遠していた人もぜひ玄米を見直してみてはいかがでしょうか。

土鍋で炊くご飯がすごくおいしいそうです。

玄米というと皆さんはどんなイメージがありますか?「ぱさぱさして食べにくい」「見た目が茶色っぽくておいしくなさそう」…などなど、きっとネガティブなイメージのほうが強いのではないでしょうか。しかしこの玄米、白米と比べるとはるかに栄養価が高く、なんと言っても腹もちもいいので、いろんな意味で昭和40年男世代にこそおすすめなのです。

日本人がお米を食べてきた歴史は長いですがもちろん最初は玄米のまま。江戸時代中期頃に、江戸や大阪などの都市部では白米を食べる習慣が広がり、それにつれて「脚気(かっけ)」が流行し、「江戸患い」「大阪腫れ」などと言われる不名誉な呼び名の病がまん延してしまいました。そしてなんとそれは昭和初期頃まで続いていたといいます。理由は明白で、それまで食べていた玄米に含まれていたビタミン(とりわけビタミンB1が豊富)やミネラルを、精米することによって取り除いてしまったからです。当時は、そんなことは誰も予想できず、今のようにおかずで栄養を補えるほど豊かな食生活ではなかったため、栄養不足を招き、そのような事態になってしまったのでしょう。今は栄養たっぷりのおかずが食べられるから大丈夫?いえいえ、栄養が足りてるから白米で大丈夫ということでなく、玄米は消化吸収を抑えるという別の意味で重要な性質をもった食材なので、同じお米でも白米より健康のためにいいと言われているのです。特に糖尿病などの持病がある人、ダイエットの必要がある人にとっては注目すべき食材です。

玄米は生きているので「芽」が出ます!

しかし、玄米をおいしく安全に食べるためには、少しばかり手間がかかってしまうというのも、つい敬遠しがちな理由のひとつでしょう。身体にいいと知っていても、家で炊くのはちょっと…という感じですよね。私も時々家で炊きますが、つい面倒で炊飯器のタイマー任せにしてしまいます。

何がそんなに手間なのかというと、まず「毒抜き」が必要というところです。身体にいいはずの玄米の毒抜きって?と、ちょっと不思議に思いますよね? 難しい説明は割愛しますが、玄米には「発芽毒」と言われるアブシジン酸や、フィチン酸という成分が含まれているのです。前回の大豆(豆腐)の時にも登場したフィチン酸は、特に直接の健康被害はないとも言われているのでそれほど気にしなくても大丈夫ですし、海藻と一緒に摂取すればいいということもわかっていますので、食べる時に工夫することができます。気をつけなくてはいけないのがアブジン酸で、別名「ストレスホルモン」と言われる、やっかいな成分なのです。もちろんこれも、対策がちゃんとありますので、ぜひ自分で玄米を炊く時には実践することをおすすめします。

その方法とは、「長時間水に浸して発芽させること」です。当然、玄米は「生きて」いますので、水にひたして1日くらい経つと芽が出ます。こうやって発芽させることによって有害と言われるアブジン酸を無害化させるのです。こうした正しい食べ方をしないと、人によってはお腹をこわしてしまうこともあるようなので「玄米は体質に合わない」などと思って、食べることを控えてしまう人もいるかもしれません。きちんと発芽させてから炊けば、そんな心配もなく、ふっくらとおいしくなります。季節にもよりますが、夏場だと1日、冬場だと2日くらいで発芽しますから、かぶるくらいの水に浸し、水が濁ったら取り換えて、1mmくらい発芽したら炊きましょう! もし、今まで「ぱさぱさでおいしくない」玄米ご飯を食べていたとしたら、それは発芽させていなかったものと考えてもいいかもしれませんね。

そして、健康を意識する人なら当然気にする「農薬」。少し割高ですが無農薬で栽培されたものを買うのが理想的です。普通の白米が10kgで3,000円ほどで買えるので、それと比べると2~3倍くらいのお値段ですが、長い目で健康のことを考えるとけして高価すぎるものではないと思いますので、もし自分で玄米を買うなら、なるべく有機栽培、無農薬の玄米を選びましょう。

玄米ご飯…最初のうちはやはり白米のほうがおいしいと感じるかもしれませんが、慣れてくると白米にはない「味」があることも感じることができるはずです。どうしても苦手という人はカレーと一緒に食べてみることをおすすめします。玄米はもともとカレーととても相性がいいと言われていますので、ちょっと苦手な人にはひとつの攻略法です!

先日、あるスーパーのお惣菜屋さんで、こんなうきうきするお弁当を見つけてついつい買ってしまいました!

鶏肉、魚、卵に緑黄色野菜、ヒジキに根菜の煮物、プチトマトまで! 完璧です!

大阪を中心に店舗展開をしている「咲菜(さかな)」という手作りのお惣菜店のお弁当です。ご飯は手前右が玄米、左が雑穀米でおかずもバランスを考えて作られているパーフェクト(笑)なお弁当です! これで650円(+税)はビックリです。会社の近くにあったら毎日買いに行きたいくらいですよ(^-^; て思うくらい、玄米ご飯をちゃんと炊くのはなかなか大変ですが、よく噛んで食べなければいけないので、少量で満腹感が得られるなど、昭和40年男世代にはうれしい効果がたくさんある玄米ですから、まずはランチやお弁当などで出あう機会があったら食べてみてください。

ちなみに私は白米より「味」があって食べ応えもあるので、玄米のほうが圧倒的に好きです! これからは、面倒がらずに毎回ちゃんと発芽させてから炊くことを意識してみようと思います!

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