夕焼けだんだんと昭和40年男。

先日の出張で、さあそろそろ飲みに行くぞと見上げた空がいい感じだったので思わずパチリ。きれいな夕焼けを見上げると、いろんな想い出があふれてくる。ガキの頃のつらかった出来事や悩みがちっぽけなものなんだと、見上げているとそう思えた。人はみな、夕焼けに癒されたり励まされたりを古今東西繰り返してきたことだろう。大人になった今だって、やさしく包み込んでくれ助けてもらっている。

 

日暮里駅の近くに夕焼けだんだんと名乗る階段がある。下町の活気ある谷中銀座へと続く階段だ。谷中銀座には買い食いできる店が多くあり、ビール片手に散策すると楽しい。その商店街の活気と夕焼けのベストマッチを、階段の上から眺めることができる。よい命名に感心させらながら言葉が降ってきたので、夕焼けだんだんの名称に引っ掛けてそのままタイトルに借用して歌詞を仕上げた。夕焼けがだんだんとその色を変えていくという意味でも取れる歌詞になった。

 

若い頃には絶対に書けなかった歌詞で、おっさんの悲哀がたっぷりと詰まっている。活気のある場所できれいな夕焼け時にみすぼらしいおっさんが一匹。でもガキの頃と一緒で、つらい日々は変わってねえよってな気持ちですな。若いヤツはさっぱり理解できなくてよろしいと振り切った。ラフだが、バンドのギタリストと録音したんで、ご興味ある方は聴いてみてちょうだいな。ちなみにこの曲の歌なしを、さりげな〜くここで使っていたりする(笑)。

 

夕焼けだんだん

どれだけの時間をかけて 
この街に辿り着いたのだろう
幸せな笑顔であふれた 
老夫婦と子供達

1人ぼっちのみすぼらしい僕 
もうどこへも行きたくはない
受け入れてくれるのかな 
忙しそうに過ごす街が 

しわくちゃの千円札を 
ビールに変えて喉に流しこむ
その瞬間時間の足が 
ゆったりへと変わる 

家路を急ぐ人並に 
置いてけぼりの男の涙
空の色変わってゆく 
赤青黄色のゆらぎ

失ったものはどこ? 道を迷い探し続けて
見つけたはずなのに スルリ逃げてまた立ち止まる
大切にしたいのはなに? まぶた閉じて心に問うて
確かめたはずなのに 悩み揺れて繰り返す日

 

 

 

2件のコメント

  1. 編集長、しみる。一人で夕日を眺めながら喉に流し込むビールみたいだ。

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