コーヒーは身体によいのか悪いのか? 賛否両論に悩まされるコーヒー好きの日々の巻

皆さんはコーヒーは好きですか? 毎日必ず飲む人、全く飲まない人それぞれいるとは思いますが、私は毎日飲む派です! コーヒーはその昔、身体にはあまりよくないというイメージも強かった、いわゆる嗜好品飲料です。カフェインが多いから? その理由はあまり明確ではなかったような気もしますが、身体に悪いとまでは言わなくても、とりたてて身体にいいという評判もなかったというイメージがあります。間違いなく子供の頃は、親がすすんで飲ませるような飲み物ではありませんでした。物珍しがって飲もうものなら、「色が黒くなる」だの「頭が悪くなる」だの、飲ませないがために、今思えばあり得ないようなことを言われた記憶があるという人もいるでしょう(笑)

コーヒーに限らず、コーラを飲むと骨が溶けるとか、歯がもろくなるとか真偽のほどはいまだに定かではないようなことが、我々が日常口にする飲み物に関してもいろいろと言い伝えられてきました。糖分を大量に含んだ飲み物は、言うまでもなく取りすぎは禁物ですが、成人になってからの紅茶やコーヒーなどは糖分を入れないで飲むのであればそれほど悪者扱いされるものでもないような気がするのですが…。おそらくカフェインの過剰摂取が身体によくないというのは間違いではないでしょう。特に女性の場合、妊娠中はカフェイン摂取は避けるべきだと言われていますから、なんらかの悪影響があることは否めません。海外では、エナジードリンクなどの過剰摂取によるカフェイン中毒で死に至るという話もあるようですから…。

ところが、ご存じのように近年ではコーヒーが身体にいいという話も、まんざら噂レベルではないようなのです。「1日に〇杯コーヒーを飲む人は〇〇病のリスクが減る」というようなことも、かなり具体的に研究が進められていて、実際コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」というポリフェノールの一種には抗酸化作用があって、過酸化脂質や活性酸素の発生を抑える働きをしてくれるので、肝機能の低下を防ぐと言われています。諸説あるようですが、こうしたよい効果を得るための目安としては、1日3杯くらい飲むのがいいようです。

また、コーヒーには血管を収縮させる作用があるので、体内で分解されたアルコールがアセトアルデヒドという有害物質を発生させ、それによる血管拡張が原因で引き起こす二日酔いによる頭痛をやわらげてくれるのだそうです。利尿作用もあるので、毒素であるアセトアルデヒドの排出を促すという点でも、二日酔いの朝にはおすすめですね。その香りにはリラックス効果もあるので、仕事で疲れた時の気分転換の1杯も価値ある1杯と言えるでしょう。

私自身は日に3~5杯くらい飲みますが、さすがに5杯は飲み過ぎかな? と思う時もあって、特に夜は睡眠の妨げにもなりかねませんから、そんな時はカフェインレス(デカフェとも言われています)、つまりカフェインの入っていないものを飲むようにしています。最近ではカフェインレスコーヒーはコーヒー専門店などでもメニューにあったり、市販されているものもそれなりにおいしく、言われなければカフェインレスとは気づかないほどです。私のようにコーヒー好きで、ついつい飲み過ぎてしまうという人は1日3杯を超えたらカフェインレスコーヒー! 心がけてみてはいかがでしょうか。

先日、遅い夏休みで青森の弘前に行った話を書きましたが、弘前では「藩士のコーヒー」という昔ながらの淹れ方で飲めるカフェが市内に何店かあります。なぜ「藩士のコーヒー」と言われているのでしょうか? その起源は「1855年、幕府の命により北方警備のため、弘前藩士が蝦夷地(現・北海道)に赴き、その時寒さやビタミン不足による不治の病・浮腫病の予防薬として配給されたのが珈琲」ということからなのだそうです。日本の庶民として初めてコーヒーを口にしたのが弘前藩士だったのです。その当時は今のような嗜好品ではなく、薬に近いものとして用いられていたようですね。そういう起源を知ると、コーヒーは実は身体にとってよいものなのでは? という現在の考え方にもなんとなく納得がいきます!

160年間にわたって、薬と言われたり、身体に悪いと言われたり、今また抗酸化作用があると注目されたり、コーヒー好きにとっては惑わされる日々でもありました(笑)。しかし、「飲みすぎなければ身体にとっていい効果をもたらす」ことはどうも間違いなさそうな感じではありませんか! 癒しと抗酸化作用、どちらも得られるならコーヒー好きにとってこれほどうれしいことはありません。お砂糖の入れすぎに気をつけて、1日3杯を目安においしくいただきましょう!

※カフェインの過剰摂取や、その効果の反動によって起きる頭痛、集中力の低下などの副作用もあるので、くれぐれも摂りすぎ、依存症にはご注意ください。

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