樹木希林さん、ありがとう。

全身をガンに侵されているとは聞いていたが、『万引き家族』の出演やその表彰にまつわる報道番組での姿からは、こんなに早くにとは思っていなかった。が、突然の悲しい知らせで、昭和を代表する役者がまたひとり旅立ってしまった。

 

俺たち世代にとって、樹木さんとのファーストコンタクトは『寺内貫太郎一家』の名シーン「ジュ〜リ〜」だろうか。同じくTBSの水曜劇場『ムー一族』の『林檎殺人事件』も強烈だった。調子っ外れでユニークな歌とダンスは日本中に轟き渡り大ヒットとなり、『ザ・ベストテン』でその姿を何度も見たっけ。こうしたチャレンジングな曲ってのはヒットするんだなと、子供心に感心させられた。近年は役者としての存在感に強く惹かれるばかりだった。ちょっと変な話になるが、だいぶ前に本木雅弘さんの取材をさせていただいたことがあり、その独特の魅力に樹木希林さんと同じ世界観を勝手ながら感じたりした。

 

奇しくも、最新号の特集に登場している。特集熱愛の最終セクションである“永遠のふたり”のド頭を飾ってもらったのだ。内田裕也さんとの不思議な関係は、まさに“永遠のふたり”にふさわしく、結果的に追悼記事となってしまった。

 

同世代諸氏はきっと、感謝の想いと残念な気持ちが同居していることだろう。長いガンとの戦いと、その中での数々の名演技でさぞお疲れのことだろう。ゆっくりとお休みください。ありがとうございました。

 

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