『あしたのジョー』誕生の秘密に迫る。

いよいよ雑誌『昭和40年男』最新号の発売日は明後日である。通算8冊目の勝負が始まろうとしているのだ。『今こそ笑え!』をタイトルにして、数々の笑いで組んだ特集はもちろん自信作だから期待していいぞー。

特集以外にもいい企画がてんこ盛りっす。取材に同行した『ガツンとひと言、兄貴の説教』では、漫画家のちばてつやさんが登場してくれた。昭和40年男にとって非常に興味深い内容になったので巻末に配置した。おそらく誰でも大なり小なりの影響を受けていることであろう『あしたのジョー』についても、原作である梶原一騎さんとの共作に至る背景など、いろいろな話を聞かせてくれた。また、『あしたのジョー』のベストシーンも挙げてもらったが、これが意外な場面でありながら僕にとってはまさに納得の場面でもあった。名作が生まれる瞬間て、こういうことなんだろうなと頷くことが多いインタビューで、編集部員の足立が見事に書ききっている。自分自身も勉強になった、本当に素晴らしい内容になった。

相変わらず広告営業面では苦戦しており、ちばさんの記事は表3と呼ばれる、広告スペースとして高値で取引される場所に掲載している。ちなみに、表紙を表1と呼び、その裏面を表2、裏表紙を表4と呼ぶのである。表4こそ広告が入ったが、表2も自分とこのバックナンバーの宣伝に使っているという苦戦ぶりだ。広告がなくて見やすいと言われることがあるが、それ全然褒められている気がしないっす。世の中の広告主は一体全体どこに目を付けているのだろう。書店に足を運んでウチの勢いを知ったら放っておかないと思うのだが…。って、もっと営業しないとダメなんだろうな。がんばります。

広告は苦戦が続いているものの、販売は堅調だ。あの地震と発売日が重なってしまった6号は大苦戦だったが、続いての5月11日発売の7号は完全に戻せたから、8号となる今回は期待がかかるところだ。発行部数を延ばすには何がなくとも販売実績なのである。それは2〜3号続けていい数字を確保しないと、問屋さんはなかなかいい回答はくれない。問屋さんにとっては返本率を減らすことが経営効率を上げることになるのだから、慎重になるのは当然のことなのである。6号はジャッジから対象外となり、前号今号、そして次号での結果が今年後半のカーブをつくっていくということになる。がんばれ8月号、僕らの夢を乗せて奮闘するのだぞー。あと2日ジャー。

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