「終活」の認知度は7割超!~家族と終活について話すことについて抵抗を持つ人が多い一方、家族に話した人の満足度は7割~

仏事関連総合サービスの株式会社メモリアルアートの大野屋では、年間を通じて「家族葬」や「お墓の引っ越し」「相続」など、終活の悩みを解決する無料セミナーを開催している。大野屋は2018年5月15日~31日にかけて全国で 41歳以上90歳以下の男女に対し、人生の最期にむけて準備をする活動として知られる「終活」に関する意識調査を実施しており、その調査結果が発表されているのでここでご紹介しよう。

自分自身の終活もさることながら、親世代の終活に直面している人も多い昭和40年男たち。終活とは、単に死ぬための準備というわけではないということを意識してみるいい機会かもしれないので、ぜひ参考にしてみてほしい。

<調査概要> 
◎ 調査対象:全国 40代以上の男女         
◎ 回答人数:1,509名
◎ 調査期間:2018年5月15日~5月31日    
◎ 調査方法:インターネット調査
 
【アンケート結果のまとめ
■終活という言葉を「知っている」「聞いたことがある」と答えた人は調査対象の3%と高い認知度
■終活を「している」と答えた人は全体のわずか8%に留まり、 「したいと思っているがまだ何もしていない」人は全体の36%に
■終活に興味を持ったきっかけでは「年齢的に必要性を感じて」が全体の28%で首位
■終活について家族に「話したくない」と考える人が53%いる一方、実際に家族に話した結果、7割の人が満足感を得ている
 
Q1. 「終活」という言葉を知っていますか?
「終活」という言葉の認知度を調査したところ、「知っている」と答えた人は全体の46%を占めた。「聞いたことがある」と答えた人は27%で、「知らない」と答えた人は27%という結果に。
「知っている」「聞いたことがある」と答えた人の割合は全体の73%を占め、「終活」という言葉の認知度の高さを伺わせた。
 
 
Q2.現在「終活」をしていますか? 
現在「終活」をしているかどうかを調査したところ、「するつもりがない」と答えた人が57%で最も多く、「している」と答えた8%を大きく上回った。「したいと思っているがまだ何もしていない」と答えた人は36%で、「終活をしたい」と潜在的な思いを抱いているものの、具体的な行動起こせていない人が多いこともわかった。
 
Q3. (Q2で「している」「したいと思っているがまだ何もしていない」と回答した人を対象に)
「終活」に興味を持ったきっかけは何ですか?  Q2で「終活をしている」「したいと思っているがまだ何もしていない」と答えた人652人に、「終活」に興味を持ったきっかけについて聞いたところ、「年齢的に必要性を感じた」という人が全体の28%で最も多く、次いで「メディア(TV・雑誌・インターネット・広告など)を見て」が22%、「身近で終活に取り組んでいる人がいた」が11%、「家族や友人に勧められて」が9%と、年齢とともに自発的に終活に興味を持つ人が多い一方、友人や家族などの身近な人の影響を受けて終活を始める人が多いことがわかった。また「病気など、必要性を感じる出来事があった」、「終活をせずに後悔した人の話を聞いて」という人は6%と、同数だった。
 
Q4. (Q2で「している」と回答した人を対象に、複数回答可)具体的にどのような終活をしていますか? 
Q2で「終活」をしていると答えた240人に、具体的にどういった終活をしているか聞いたところ、「身の回りの整理」が最も多く19%、次いで「エンディングノートの記入」が13%、「葬儀の検討」と「高齢者住宅の検討」が12%、「介護や終末期医療の検討」が11%、「お墓の検討」が9%、「相続準備」が8%、「遺影写真の選択や撮影」が7%、「相続以外の資金計画」5%、「終活セミナーへの参加」が2%となった。
 
Q5. (Q2で「している」「したいと思っているがまだ何もしていない」と答えた人を対象に)
終活に関する自分の意思を家族に伝えたことがありますか? Q2で「終活をしている」「したいと思っているがまだ何もしていない」と答えた人652人に、終活に関する自分の意思を家族に伝えたことがあるか聞いたところ、「全て伝えた」人が9%、「一部伝えたことがある」人が22%となりました。一方、「伝えたことはない」人は65%で、6割以上の人が自分の終活の内容を家族に意志表示していないことがわかった。

家族に自分の終活の内容を伝えることについて「全て伝えた」「一部伝えたことがある」と回答した人の中には、その結果について、「お互いの理解がスムーズに進んだ」、「自分の計画について反対されたりもしたが解決した」という趣旨のコメントをした人が全体の7割以上おり、自身の終活について家族と話した結果をポジティブに捉えていることがわかった。

 

Q6. 家族に自分の終活の内容を伝えることに関してどう思いますか?
 家族に自分の終活の内容を伝えることについてどう思うか尋ねたところ、「伝えたくない」「どちらかというと伝えたくない」と考えている人の合計が 66%と全体の半数以上を占めた。一方、「積極的に伝えたい」「どちらかというと伝えたい」の合計は全体の34%に留まった。

Q7.(Q6で「伝えたくない」「どちらかといえば伝えたくない」と回答した人に対して)家族に自分の終活の内容を伝えたくない理由は何ですか?
家族に自分の終活の内容を伝えることについて、「伝えたくない」「どちらかといえば伝えたくない」と答えた人995人にその理由を尋ねたところ、「家族がいない、家族に関係ない内容だから」と答えた人が最も多く 全体の50%を占めた。次いで「話をするタイミングがない」が16%、「終活していることを知られたくない」が15%、「縁起が悪そう」が12%、「家族が嫌がる」が7%となった。終活に関して家族に相談したくても、話すきっかけやタイミングに迷う人や、「縁起が悪い」など終活について話すことをネガティブに考えている人も多いことがわかった。

≪調査結果まとめ~大野屋仏事アドバイザー 川島敦郎のコメント~≫
  
今回の調査で、「終活」という言葉を「知っている」「聞いたことがある」と答えた人は回答者全体のうち73%と高い数字となり、「終活」という言葉が浸透してきていることが実感できる結果になりました。
 しかし、実際に終活をしているという人は全体の8%に留まりました。一方、「したいと思っているがまだ何もしていない」と答えた人は全体の36%を占め、
「終活をしたい」と潜在的な思いを抱いているものの、具体的に行動を起こしていない、また具体的に何をしていいか分からずにいる、といった実態が伺えます。「お墓」や「葬儀」、「相続」「介護保険」など終活に関する情報は、葬儀社や墓石店が開催している終活セミナーに参加したり、店頭や電話などで担当者に相談することで比較的容易に入手することができるので、是非気軽にそういった機会を作っていただければと考えます。
 また、「家族と終活について話す」ことについて「タイミングがない」「縁起が悪そう」などネガティブな印象を持っている人が66%と、7割近くの人がそういった思いを抱いていることが分かりました。
後悔せず、自分らしいエンディングを迎えるために「家族や身近な人との話合い」は大変重要な要素です。実際に家族と終活について話した人は「お互いの理解がスムーズに進んだ」と「自分の計画について反対されたりもしたが解決した」など、全体の7割以上の人が満足感を抱いています。
 「終活」に「こうでなくてはならない」といった決まりごとはありません。まずはご自身がどのようなエンディングを迎えたいかと想像し、ご家族と話し合うことから始めてみてはいかがでしょうか。

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~大野屋の仏事アドバイザーが「終活」の不安を解消! 無料終活セミナーのご紹介~
 人気の「家族葬」のトラブル事例や、「お墓の引っ越し」の手続きのポイントなど、現場担当者ならではのリアルな視点でこれから終活を始めたいと思っている人、終活を始めたばかりの人の疑問にもしっかり応えてくれる。そんなセミナーを1年を通して無料で開催しているので、ぜひ一度家族と共に参加してみてはいかがだろうか。

—– 6月終活セミナー開催概要—–

東京会場:小金井市 
【日  時】 2018年6月16日(土) 10:00~11:30
【内  容】 一部:上手なお墓との付き合い方、 二部:気になる「家族葬」のポイント
【会  場】 メモリアルアートの大野屋 多磨店 (東京都小金井市前原町4-12-6)
JR中央線・武蔵小金井駅南口からバス10分

千葉会場:千葉市 
【日  時】 2018年6月17日(日) 10:00~11:00
【内  容】 お葬式の費用と費用準備
【会  場】 常光閣 (千葉県千葉市中央区弁天4-9-1)
千葉都市モノレール・作草部駅より徒歩2分

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9月4日は供養(くよう)の日! ~供養の大切さを考える、新しい記念日を制定~
2017年9月4日、新しい記念日として「供養(くよう)の日」が制定されました。
2018年1月には「一般社団法人 供養の日普及推進協会」が発足し、
「供養の大切さ」や時代によって変化する「供養の在り方」を考えるきっかけをつくるための
啓発活動に取り組んでいます。
メモリアルアートの大野屋はこの取り組みに賛同し、供養の日普及と供養文化の発展を
応援しています。
「供養の日」ホームページ
★大野屋の「無料終活セミナー」日程一覧★

 
― メモリアルアートの大野屋の仏事相談(無料)/情報提供について ―
冠婚葬祭のしきたりやマナー、仏事全般に関するご相談に電話やメールを通じて
365日・無料でお答えする「大野屋テレホンセンター」のほか、SNSなどを通して仏事に関する様々な情報提供をおこなっているというから、疑問に思うことなどがあれば、ぜひ相談してみたい。
◎仏事の相談窓口「大野屋テレホンセンター」TEL:0120-02-8888(年中無休9:00~20:00)
◎「メモリアルアートの大野屋HP
◎「メモリアルアートの大野屋 Facebook
 

 いざという時、自分自身が後悔しない、家族が戸惑わないためにできることは早めに準備してもいいくらいだ。もちろんエンディングノートも家族への意思表示も、気持ちが変わったら、その都度更新すればいいのだから、あまりかた苦しく考えることはない!
気楽に終活に向き合ってみよう。
 
 

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