昭和なイタリアンを探せ。

東京のど真ん中でこういった昭和な店が見つかるとまるでオアシスである。浜松町に引っ越してきて10年以上が経ち、気になっていたのだがチャンスに恵まれなかったイタリアンレストランに先日やっと入った。少人数だったためいろんなメニューを楽しめなかったのが残念だが、次回は大勢で昭和なイタリアンを満喫したい。

昭和なソファーに腰掛けてまずはビールをオーダーする。ありゃりゃ、なんか変ですな。サントリーのモツル? 長いビール人生で初めて目にするブランドだ(笑)。まっ、こんなところも昭和で片付けてしまえばよろしい。テーブルにはでっかい灰皿がドーンと置いてあり、これもまるで昭和丸出しである。

メニューを見るとまず「安いっ」とうなる。レストランと言うより茶店プライスだ。パスタじゃなくスパゲティーと呼ぶのもいい。ピザは石釜としてあり、フードメニューは全体的に凝っている感じがして、僕がこの日いただいた料理はすべてがしっかりと手の入った皿ばかりだった。店内の雰囲気やホールのおばちゃんは完全に茶店なのに、料理は昭和っぽいテイストが入り込んでいながらナウい。このギャップに深さを感じてうなるおっさんだった。

ではこのブログでお馴染みの、昭和な〇〇を探せ不親切ガイドといこう。浜松町、貿易センタービル。以上である。これは不親切どころかかなり親切と言っていいだろう。このビルと周辺には昭和な店が多いから、マニアはぜひ制覇していただきたい。建て替えも決まったから、もたもたしないで出かけることをお勧めする。

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