彼岸だ頑張れ親孝行。

今日は彼岸の入りである。うちの両親はお正月とお盆は家の仏壇に手を合わせ、春秋の彼岸にお墓参りをするという習慣を僕に植え付けた。そのまんまに過ごしていて、彼岸ウィークはなんとか時間を見つけてはご先祖様に手を合わせるようにしている。会社が今の場所に引っ越してからはお墓が歩いて行ける距離になり、ちょっとした時に出かけることが増えた。昼休みにちょこっと行っては手を合わせて、親父に近況報告する。花は無しだ(笑)。お彼岸はこれとは気分が異なり、花と大好きだった日本酒を用意して出かける。

ガキの頃はお墓に行くことはちょっとしたレジャーだった。今の子供たちのようにちょくちょく連れて行ってもらえる時代じゃない。僕らの幼少期はまだまだ貧しかったのだ。春と秋にやってくる彼岸のお墓参りは立派なレジャーで、昼食には外食も付いてくるから弟と喜んで出かけた。今の事務所界隈がそのスポットだったことが面白い。東京タワーや増上寺、芝離宮に浜離宮なんてなところに出かける。40年以上前からこの街で遊び、今会社があるのはお導きだと考えればいいのだろうか。ここに越してきてもう10年以上が経ち、なんとか家賃を払っているのをご先祖様はきっと微笑んでくれているだろう。

同世代だったら親の墓参りという方が多いだろう。うちはお袋が健在だから、お彼岸はかつて僕をそうしてくれたようにできる限り外食に連れて行くことにしている。この秋も楽しませてやろうかなと、普段の親不孝を親父の手助けで遂行する昭和40年男だ。

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4件のコメント

  1. 無事に挨拶を済ませることができました。久しぶり行ったもんですから、お墓にたどり着くまでに少しあたふたしてしまいました。何か心が、少し軽くなったというか、先祖のことを思い返すという行為の大事さを再認識した感じがいたします。
    本当に行ってよかった、春も忘れなかったらいきます。(笑)改めて.ありがとうプロデューサーさん。

    • ありがとうございます。ご先祖様はいつも心を洗濯してくれますよね。
      春も同じネタで発信しましょうか(笑)。

  2. すっかりお彼岸を、失念していた今日この頃であります。良かったぁ、プロデューサーさんのつぶやきを聴いて。

    今日はちょうど会社が休みなので、大宮の方に墓参りに行こうと思います。

    東京に出てきてから、一度もご先祖様に挨拶に伺えてなかったので、ちょうど良かった。忙しさにかまけての不調法はいけませんね。気づかせてくれてどうもありがとう。

    • うれしいコメントありがとうごいます。無事挨拶に行けたでしょうか。春もまた出かけましょうね。

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