昭和の風景、夕焼けだんだん。

谷中と根津、千駄木界隈をそのまんまに谷根千と呼ぶようになり、下町散策を楽しむ方々の名所になっている。実家がある荒川区からほど近く、僕にとっては親しみある街だ。少し前に久しぶりの散策に出かけた時に夕焼けだんだんという階段を見つけた。なんとセンスのよいネーミングだろうと思った瞬間、ピンときた。ここから見えた夕暮れ時の谷中銀座がまるでシャッターを切ったかのように自分の中に入り込んだのだ。

後日、最近組んだバンドの相棒と曲作りしようと互いのアイデアを持ち寄った。その時に彼から出てきたパーツが自分の中に入り込んでいた夕焼けだんだんの風景とシンクロして、一気にメロディと歌詞を書き上げることができた。すげー苦労して曲になる場合と、こんな風にまるで自分の中で別の誰かが書かせてくたかのように出来上がることがある。これだから音楽ってのは楽しい。おっさんらしい歌詞が出来上がったので一部ご紹介させていただこう。曲名もズバリ『夕焼けだんだん』だ。

 

どれだけの時間をかけて この街に辿り着いたのだろう
幸せな笑顔であふれた 老夫婦と子供達

1人ぼっちのみすぼらしい僕 もうどこへも行きたくはない
受け入れてくれるのかな 忙しそうに過ごす街が 

しわくちゃの千円札を ビールに変えて喉に流しこむ
その瞬間時間の足が ゆったりへと変わる 

失ったものはどこ? 道を迷い探し続けて
大切にしたいのはなに? まぶた閉じて心に問うて

いやあ、10代の頃は絶対に綴れなかった。『浅草秘密基地』(来週は祭日だからお休み)で披露するので興味のある方は是非お運びください。と、すげー営業の今日でした(笑)。

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