ライバルは誰だ?

IMG_4692なんでこんな古い表紙を持ち出したかといえば、昨日から始まった『東京モーターサイクルショー』が引き金だ。イベントってのはおおよそ決まった日に行なわれるものが多い。僕らが昨日から戦っている『東京モーターサイクルショー』も、3月の最終の週末ということになっているのだ。そしてここにぶつけられている(!?)のが『AnimeJapan』である。こっちはライバル視しているものの、動員ははるかに向こうの方が上。さらにコチラの平均年齢よりもグーンと若い。毎年悔しい気持ちで長蛇の列を眺めている。

最新号とも通ずるところで、僕らはライバルの存在を常に意識させられながら育った。ヒーローものに夢中になるのは絶対的なライバルの存在あってからこそだった。切磋琢磨しながら高いところへと登り詰めていくことは、人間のいい部分である。が、おっさんになるとライバルってのが自分の中にばかり見つかる。いや、ライバルというより加齢への抵抗といった方がいいかもしれない。かつての自分に対して負けたくない気持ちがドンドン強くなっていて、これはこれで悪くない気がする。誰かを打ち負かすようなトライをしていないといえばそれまでだが…。

さて、今回も『AnimeJapan』にはかなわない我々業界ながら、ここ近年は動員人数が増えている。これも前述の話と一緒で、お隣をライバル視するよりも自らにライバルを見出して満足しているだけかもしれん。やれやれ。

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