花束を喜ぶ昭和40年男。

IMG_4657花束をもらうことなんて人生でそうそう無いことだ。が、昨日いただいちまった。まさかのサプライズをしかけたのはイベント仕事の仲間だった。

昨日はおっさんの力を振り絞ってのライブで、サプライズの主を冗談めいて誘った。仕事関係者にはほとんど声をかけなかったのだが、彼とは仕事を超えた付き合いをしていて照れながら誘ったのだ。が、ライブ前日に「また今度声をかけてください」と断られた。まっ、関西在住だから仕方なしだなと流したのだが、驚いたことに開場前にできた短い行列に彼がいるじゃないか。ピンときたのは以前、彼の誘いを同じように断ったうえで関西まで出かけてのサプライズをしかけたことがある。その仕返しだったのだ。もしも不意に声をかけられたら、最近すっかり涙腺の弱いおっさんはライブ前に涙の一粒でも流していただろう。が、彼の失敗は僕に見つけられてしまったことだ。フッフッフ。背後から忍び寄り羽交い締めにして逆に驚かしてやった。ところが一枚上手だったのが、女性をともなっていてその彼女からこのカワイイ花束を渡されたのだ。

これはちょっとヤバかった。ウルッときた。花束ってうれしいもので味わったことの無い気持ちだった。よくよく考えれば世界中の人々は花を愛し、そこに気持ちや心を込めて贈るべき人に届けている。昔々からずっと続いてきたことだと、改めて花の存在の大きさに気付いたおっさんだった。

自分の使うギターアンプの上に置き、登場と退場のときに誇らしげに手にした僕だ。そんな花が今日は居間で可憐に咲いている。昨日からの大活躍でこの花束も喜んでくれているだろうな。

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