真っ昼間のカラオケボックス。

ビックエコーまだ昼休みが終わったばかりの13時。そろいもそろっておっさんが5人で昼カラオケかよと、きっとカウンターのきれいなお姉さんは思ったことだろう。ビックエコーの会員証をビシッと提示する僕のバカ面を見たら仕方なしだが、まさかそんなわけはない。いつも使っている区営の激安会議室が空いておらず、一般の会議室よりは安いよねと使ってみたのである。

部屋の使用料金は1人30分で108円。ワンドリンクを頼まなければならない。僕はカフェオレ464円をオーダーして各自それぞれ好きな飲み物を頼んだがおいしくはなかった。ぬるーいカフェオレにがっかりしながらも、会議は集中できて部屋としては悪くなかった。心配された利用者からの音漏れは、さすがに13時過ぎの浜松町では皆無だった。このビジネス街にまっ昼間から歌っているヤツなんていないのである。

ただ、カラオケをこよなく愛する僕にとって、この部屋で1曲も歌わないで出るのはつらいことこの上ない。せめて残りわずかでも時間が余れば1曲ひねり出そうなんてバカなことを考えていた。そうだったら民生さんの『風は西から』をリクエストして、会議参加者一同で明日へと突っ走ろうと思ったのだが、そんな時間を捻出できない濃密な会議となり延長時間を含めて2時間半たっぷりと語り合った。

と、そんな会議を終えて会計すると4,891円だった。うーむ、微妙な価格だが高い気がする。内容こそよかったから後悔はしないが、また使うかとなるとこれまた微妙である。カラオケボックスで30分108円は安く感じるが、チリも積もればこうなっちまうんだなと、バカなおっさんたちの表情も極めて微妙だったとさ。

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