赤穂四十七士たちに思いを馳せる。

%e6%b3%89%e5%b2%b3%e5%af%ba中学生のときにテレビで観て涙して以来、毎年のようになんらかの『忠臣蔵』に触れている。今年も録画は完了していて見る日が楽しみなのだが、どうやら年を越してしまいそうなほど立て込んでいる。これはこれでありがたいことだ。

そんなファンでありながら、毎年12月14日に開催される「義士祭」に行ったことがない。泉岳寺は会社からほど近いのだがこの時期にそんな余裕はなく、唇を噛み締め続けている。今年も明日は無理が決定しているから、先日早々に手を合わせてきた。泉岳寺には14日に来られない方々 (!?) であふれ、線香が飛ぶように売れていた。

12月14日の深夜に討ち入ったということになっていて、その前夜の赤穂四十七士たちに思いを馳せる。決意や別れの覚悟、その向こうで待っている逃れられない死。その心模様やいかにと。僕の人生でそこまでの覚悟は経験がないが、そのつもりでやるべきときにはやらねばならぬのだろう。そんなことをいつも考えさせてくれるから『忠臣蔵』に心を奪われているのだ。

短い時間ながら過ごした泉岳寺で、いくつかの覚悟と決意をさせてくれた。300年以上も昔の男たちに深く感謝である。
 

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