昭和40年男のお墓問題。

9月の休日はほぼイベント仕事に追われるのだが、昨日は珍しく僕が担当する開催がなく、彼岸の入りにご先祖さまのところに出かけることができた。ご先祖さまが呼んだのか、61歳で逝ってしまった親父が呼んだのか、会社より歩いて行けるところに墓がある。電車やバスを使えば平日の昼休みにさっと済ませることができるから大概そうしているが、線香の香りがアチコチからする墓参りもよかろうと出かけてきた。

%e5%a2%932昨日はちょっと驚く光景に出くわした。これまでもこの立て札がかけられた墓は多かったが、昨日は激増していた。加えて、更地になって売りに出されている墓地を多く見かけたのである。つまり、以前にこの立て札によって告知したが申し出がなく“無縁仏”と認定されてしまったのだろう。そして昨日見かけたのも平成26年に公告されているものばかりだから、すでにタイムリミットは過ぎてしまっている。また春にここを訪れるときが心配である。

だが偉そうなことを言えない昭和40年男である。お袋を1人で実家に住まわせたままで、しかも仕事までさせている親不孝者だ。その僕が墓を守ることはできても息子にはまだ子供がおらず、墓を守る者の姿がまったく見えてこない。親父、ならびにご先祖さまに謝りながら手を合わせているここ近年である。

この立て札は日本がかかえている問題でもあり、まったく心配なく無視できる昭和40年男は少ないだろう。自分の親の心配はもちろん、自分が入る日もそう遠くないからなおさらだ。それぞれに必ず死が訪れる。おおいに考えさせられた彼岸の入りだった。

  

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