【本日発売!『昭和40年男』2016年 8月号】証言者・崔 洋一。

いよいよ 本日発売です。表紙や内容から、今回は映画専門誌やオカルト誌の辺りに置かれるかも…なんて思ってましたが、私が訪ねた書店さんではいつもの男性誌情報誌コーナーに置かれていました。書店さんでの認知度も少しずつ上がってるのかな?

さて、今日も元気に最新号 (vol.38) の紹介です。今日紹介する記事はこれっ!

崔洋一 昭和40年男

今回は大林宣彦監督、草刈正雄さん、藤 竜也さんと超大物ぞろいですが、さらに 崔 洋一監督のインタビューです。我ながらものすごく豪華なメンバーだと驚きます。

初期角川映画における特徴の一つが若手監督の積極的な起用でした。そこには大物監督に断られるという事情もあったと言われますが、ともあれ相米慎二監督や森田芳光監督、井筒和幸監督といった若手を次々に起用し、その才能を世に出していきました。その一人が 崔 洋一監督というわけです。角川映画で『いつか誰かが殺される』『友よ、静かに冥れ』『黒いドレスの女』『花のあすか組!』の4作を監督しています。ここでは、角川映画では2作目に監督した『友よ、静かに冥れ』について話を聞きました。

北方謙三さんの原作では山陰のうらぶれた温泉街が設定されていますが、映画では沖縄県の辺野古が選ばれました。当時、時代に置き忘れられたかのような街の風景にスタッフ全員が目を奪われたといいます。崔監督も「ここしかない、自分は今奇跡に立ち会っている」と感じたそう。また、極めてハードボイルドな本作が全国ロードショーとして成立したことなどについても触れ、当時の角川映画がいかに特異な存在であったかを指摘。大きな意味での ”運動” であったと発言しました。ある意味で崔監督にとっての指標にもなっているという角川映画。それを象徴する作品がこの『友よ』であると言えるかもしれません。

他にも多くの示唆的なコメントをしてくれた崔 洋一監督。その記事が読める『昭和40年男』最新号は本日より書店・コンビニに並んでいます。ぜひ手にとってみてください。
 

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