俺たちのハーフエイジ、レーサー渡辺一樹さんとお仕事!!

オカルト特集を組んだ最新号がいよいよ明後日発売だ。編集長もこのブログに書いていたとおり、ゴールデンウィークボケのタメ年諸氏をきっとやる気にさせることでしょう(笑)。手元に届いた完成品をめくりながら、ニヤニヤしている今日である。

IMG_3370さて、タメ年男のよもやま話のネタは、ゴールデンウィークの最終日となった昨日のバイクイベントだ。盛りだくさんの内容の仕切り役が僕の役どころで、マイクを握って大声を張り上げる。痺れたのは昨日のイベントが29歳以下のバイクファンに限定していることで、演じたのは説教オヤジである。16歳の若者達の肌なんか僕と雲泥の差で、残酷に年輪を感じさせられる。まあ、3倍以上の年月を生きてきたのだから仕方無しだな。

一樹とこのイベントのゲストとして3年目になる、カワサキのエースライダー渡辺一樹選手とのトークショーが盛りだくさんの中でメインコンテンツである。彼25歳、俺50歳。半分の人生経験とは思えないしっかりとした言動が頼もしい。

国内最高峰のJSB1000というレースで、市販車ベースの1000ccクラスのバイクで競う。年間に7開催の8レース(最終戦が2ヒート)で1年間の成果が決まる。たった8回とはスゴい世界だ。その1レース1レースに対してフィジカルとメンタルを追い込む。さらにテストを繰り返すことでマシンのセッティングを詰めていきながら走りの次元を上げていく。そこに常人では遠く及ばない集中力をつぎ込むのだ。レースだけでなくまつわるすべてが修羅場であり、彼のしっかりとした言動の源だろう。

だが今年の渡辺選手には逆風が強い。彼はプロとしてその辺のつらさの多くは語れないから、昨日のトークでは僕が代弁するようにした。まず今年のベースマシンがフルモデルチェンジしたこと。本来は追い風で、マシンのポテンシャルは素晴らしい。が、新しいマシンをセッティングするには時間を要し、どのチームもニューマシンでの序盤は苦戦するもので、ここに追い打ちをかけたのが九州にあるカワサキのホームコース『オートポリス』が、震災の影響で現在使えなくなっていることだ。それでなくとも時間の足りない状況なのに、貴重なテストの時間が多く消失してしまった。チーム運営は莫大なエネルギーがいるもので、カンタンにリスケジュールできるものでない。

さらに、来月開催予定だった『オートポリス』のレースが中止となり、秋にもここでプログラムされているからもしかすると今年は6レースで年間ランキングを決めることになる。先日の開幕戦ではテスト不足とピットのミスで8位と出遅れてしまったこともあり、もしも年間6レースとなるとあまりにも大きな逆風だ。…が、ステージでの彼のトークにネガティブはなく、あくまで勝つことにこだわることを宣言したのだった。すばらしいっ!!

人生で大切なのは、いかに濃密に過ごすことなんだなと1/2エイジの彼から学ぶ。それはおっさんだからって遅すぎることはない。最新号のインタビューで吉川晃司さんもおおいに語っている。追い込むことと年齢は関係ないのだ。さあ、今日もめいっぱい頑張って、1日のご褒美に『浅草秘密基地』ではじけることにするか(笑)。

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2件のコメント

  1. 鈴鹿8耐、カワサキ応援席買いました~!渡辺選手応援しちゃうよ~(^○^)

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