『バーン』で燃えた夜。

バーン少し時間が経ってしまったが、先日ホワイトスネイクのライブに出かけてきた。ディープ・パープルのデヴィット・カヴァーデイルが率いるハードロックバンドだ。今回の来日はディープ・パープルのカバーアルバムを引っさげてのものだから、当然そこからの曲は多く取り入れるという。間違いなく名曲タマホーム…、じゃない『バーン』はやるとのこと。中学生の頃に組んだバンドで、夢中になって練習した曲をギタリストは異なれど生で見られる。だったらと、中坊の結成から高校時代をともにバンドで過ごしたドラマーに声をかけた。「バーン、やるらしいよ」と誘うと見事に乗ってきたのだ。

これも1つの大人買いといえばいいだろうか。僕が求めるのは『バーン』で、これを本人が歌っている姿が見られることだけが僕の財布をこじ開けた。そして後数日でライブという日に、このライブの情報をくれた友人が先行して行なわれていた来日公演のセットリストを送ってくれた。ヤバッ、コイツは見ちゃイカンと思ったときにはもう時すでに遅しで、メールを見た瞬間に目に飛び込んできてしまったオープニングナンバーが『バーン』だった。僕としてはアンコールまで引っ張ってほしいと願っていた。そこでたっぷり泣きたいなと。

ライブCDやDVDでも、セットリストを見ないでプッシュプレイする。なにをオープニングでやるか。ハイライトはどう作るのか。そしてアンコールは、なんてのを考えながら楽しむのが好きだからだ。一緒に燃えようと親切で送ってくれたのはわかるが、僕にはありがたい情報ではなかった。が、結果泣いた。中坊へとタイムスリップを楽しみながら、そして隣にはあの日一緒に練習した友がいる。なんという贅沢な時間なんだと、胸が熱くなりっぱなしだった。

この後はノスタルジックだけでなく、カヴァーデイルの歌唱を満喫した。60歳を過ぎたとは思えない声は、まったくの衰えを感じさせない。1951年生まれのおっさんは、声だけでなくルックスもとてもそうは見えずたくさんのエネルギーをもらえた。それにしても、最近のおっさんたちは元気だなあ。中坊の僕が、50歳になってカヴァーデイルのライブに行くなんてまったく想像できなかった。未来なんてのはわからんものですなあ(笑)。

   

  

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