【タメ年たちの大活躍!】福田幸広が小学館児童出版文化賞を受賞!

福田幸広 小学館児童出版文化賞

今日は、神保町に行っておりました。なぜかって、本誌で連載をしてくれている昭和40年男の動物カメラマン・福田幸広さんとゆうきえつこさんの写真絵本『オオサンショウウオ』が小学館児童出版文化賞を受賞されまして、その授賞式にお呼ばれしたからなのです。

オオサンショウウオ
著:ゆうき えつこ、写真:福田 幸広/発行:そうえん社(2014年07月)/定価:1,512円 (税込)

この賞、どんな賞かと調べてみたら、1952年から開催されている歴史のある文学賞ではありませんか。そんな栄誉ある賞を受賞するなんて、すごすぎる。思えば、最初に連載をお願いしたのは3年前。埼玉県の蕨駅に会いに行った時のことは、今も忘れませんねえ。当時からナショナルジオグラフィックに掲載されたり、情熱大陸で取り上げられるなど実績のあった福田さんですが、先日はやりたくてもできないキヤノンギャラリーで個展をされたと思えば、今回の受賞。どんどんすごくなっていく福田さんなのです。

しかも、福田さんの撮影によって解き明かされたオオサンショウウオの生態もあるそうです。オオサンショウウオ研究を続けている岡田さんによれば、産卵後、父親が巣穴で自らの子供たちを食べてしまう行動が認められていましたが、これは死んでしまった卵を選択的に食べているということがわかったそうなのです。卵が腐敗して巣穴の水質が悪化することを防ぐための行動だったのですね。オオサンショウウオ、スゴイじゃん。

福田幸広 小学館児童出版文化賞授賞式での福田さんのスピーチも実によかった。撮影している間にどんどん興味が湧いてきて、子育てはどうしてるんだろう、冬のオオサンショウウオは何しているんだろうなどなど、疑問を追い続けている間に6年間も経過してしまった…とのこと。そういえば以前には冷水のなかに数時間もつかりながら巣穴をのぞき続けていて、身体が冷えすぎて半身麻痺みたいになってしまったなんて話もしてくださいました。そんなに情熱を込めて撮影した写真絵本がこうやって評価されたのだから、本当によかったと心から思いました。福田さん、おめでとうございます。

今後も福田さんの活躍と本誌の連載にもご期待ください。


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