缶詰の日々に思う桃の缶詰。

3/11発売の最新号に向けてホントにホントに最終となっていて、約束通りにことが進んだ
副編小笠原と編集部の忍がひたすら校正(原稿のミス発見や精度向上チェック)を進めている。
若干の約束破りだった足立も、今日は校正を手伝いに来てくれ原稿のレベルを上げていく。
作業はまだまだ山積みでありながら、徐々にゴールが見えてきたのだ。だがしかし、予断を
許さない編集者もいるといった状況であるが…。

家との往復の時間を節約したいから会社に缶詰になる。ご飯もできるだけパッとすませて、
原稿にかかる。ちょっと集中力を欠いてしまった時は、たまってしまった別の仕事をこなしたりと、
うまく組み立てようとするがそもそもたいした性能ではないから全体がズルズルと遅れていく
なんとか崖っぷちで踏ん張っているような状況なのだ。寝不足と栄養不足の上に、酒不足が
重なっているにもかかわらず、それにしても頑丈な体だな。これは親に感謝するところであるが、
こんな僕も幼少の頃はひどく病弱だった。扁桃腺が大きくてすぐに熱を出してしまう弱っちい
子供で、ヒーローものの再放送をうなりながら見ていた記憶がある。小学校に上がるとやがて
メキメキと丈夫になっていき、今に至る。

子供の頃、熱を出すと親父が缶詰を買ってきてくれた。って、缶詰の日々に思う缶詰の記憶
なのだよ。普段はデザートなんざなんにも出てこないが、決まって桃の缶詰が出てきた。熱が
高くてあまり食えないから、せめて果物だったらということだったのだろうとびきりのごちそう
だった。贅沢禁止の家にあって、熱が出た時とお正月などのイベント日は大きなギャップの
幸せがやってくる。それを演出したのは両親であり、まあおもしろい家だったのだなと。家族の
特集を組んで缶詰になって、缶詰のことを思い出しているうちに育った家のことや親の愛情が
よみがえってきて、でもやっぱり〆切だから自分の家族はないがしろにして、まったく家に
帰れないから家族の顔を忘れそうである(笑)。うーん、人生というのはおもしろいものよのお。

校正作業をしていかながら、こんな気持ちになっているのだから、今回の特集もどうやら
おもしろいものになったのだろう。多くの家族の像を見せつけられているのである。みな
それぞれに異なる悩みがあり、幸せのカタチがあるのだ。そんな力作である次号は、もう
あとわずかの数日後には店頭に並ぶのだ。みなさんとの再会が楽しみである。

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