江戸のなごりになごむ昭和40年男。

釣り堀

ついつい休憩でもしたくなるいい雰囲気を醸し出しているじゃないか。ここは東京のど真ん中、赤坂から紀尾井町へと向かう弁慶橋からのショットだ。由緒正しいボートハウスで、ご覧のとおりボートが出払ってしまうほどの盛況である。ウチの会社が浜松町に引っ越す前は、ここから5分ほどの場所にいた。休憩時間にここに来てはのんびりと気分転換したものだ。つい先日通りかかったときもさぼりたい衝動にかられたが、そんな余裕はあるはずもなく残念ながら立ち止まっただけだ。

水と緑にあふれた風景は徳川家康公の恩恵である。ここは江戸城の外濠で400年以上に渡って江戸っ子たちを楽しませているのだ。幕府を開くための水との長い闘いを征してくれたことが、今の東京の発展に繋がっている。戦争でボロボロになった後も、街に残された家康公の功績が復興を助けた。つくづく偉大な人なんだなと、東京散歩しているとそう感じさせられる場所がたくさんある。50歳を過ぎたおっさんらしく華美なものから興味はドンドン薄れ、こんな風景の中で過去へと想像の旅をするのが至福となっている。外濠巡りをじっくりと時間をかけて旅したいものだ。

この外濠を利用したボートハウスは、戦後間もない頃から営業を始めたそうで、東京にはこうした隠れた名スポットがたくさんある。有名豪華スポットも楽しいが、個性を感じられない施設も残念ながら多い。例えば六本木ヒルズの異様なそびえ立ち方に、僕はある種の怖さを感じるのだがみなさんはいかがだろうか。

観光で東京に来る方や、再発見したい方はまず書店にいって江戸をテーマにした本を手に入れることをおススメする。たくさん出ているからきっとその選択も楽しい。また、江戸時代を誇るクリエイターたちの絵と現在を見比べながら散策するのも楽しい。江戸視点で巡るのは、贅沢と言えるほどの豊かな気持ちを連れてくる。そして仕上げは寿司かうなぎと豪勢にいきたいですなあ。

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