腰痛と闘う昭和40年男のバッグは三代目。

右がお疲れの二代目で、左が僕に後悔させている三代目だ
右がお疲れの二代目で、左が僕に後悔させている三代目だ

ひどい腰痛に悩まされていたのはもう2年以上前のことだ。ショルダーバックにパソコンを詰め込んで持ち歩くようになり、いつもソイツを右肩にかけていたら少しずつ時間をかけて腰痛持ちのおっさんが出来上がった。僕の仕事は〆切間際になると座り作業が延々と続き、もっとも腰痛がひどい頃は仕事に支障が出るほどだった。コイツはいかんと取り組んだのが、ぶら下がり運動と極めてカッチョ悪いリュックタイプのバックの導入だ。バックや名刺入れといったビジネスツールにはこだわりがあり、それまでは「これだっ」というものをキチンと身に付けていた。が、病には勝てずにこの3ウェイバック(リュック、ショルダー、手提げ)を愛用するようになり、先日三代目を購入したのだった。

二代目を購入したのは去年で、大好きな夏のバーゲンだった。チェックでまちを広げるとかなりの容量となり、出張の多い僕のビジネスをしっかりと支えてくれた。だがその酷使に耐えられず、たった1年で寿命を迎えてしまったのだ。腰痛も克服できたから少々悩んだものの、もうあの日には戻りたくないと三代目となる3ウェイバックを購入したのだ。同じ悩みを持っているダメ年男たちにはおススメするが、カッチョ悪いのは覚悟してくれ。

ただ、この三代目の購入方法が自分らしくない。ネット購入してしまったのだ。身につけるものは見て手に取って選ぶのが基本姿勢だ。そんな僕が、しかもかつてはこだわり抜いていたバックを手に取らずして購入したのにはいくつかの言い訳はある。買い物の時間が捻出できない。そして、どうせカッチョ悪いのだからどうでもいいぜと、やけのやんぱちでポチッとしたのだ。その行動に今さらながら後悔している。

CDでさえ極力ショップで買うようにしているのは、思わぬ発見を好む昭和40年男だからだ。新聞を読むのは興味のないネタもついつい見るからで、書店で雑誌や本を買うのも不意に自分のニーズと合致するから。そんな無駄とも取れる時間が、自分をおおいに成長させていることを知っているからこその毎日がある。なのになのに…やっちまった。言い訳は言い訳でしかなく、後悔ばかりでため息をつきながらカバンを背負っているここ数日だ。仕事が落ち着いたら出かけて買い直そうかと思っている。罰としてバーゲンでなく買うか(笑)。

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