【タメ年たちの大活躍!】南原清隆と野村万蔵が挑む新しい笑いの世界。

現代狂言昭和40年生まれのタレント・南原清隆と狂言師・九世野村万蔵が2月7日から『現代狂言』を開催する。

野村万蔵は、人間国宝・野村 萬の次男。歴代当主が“野村万蔵”を名乗る野村家は、300年の歴史と伝統をもつ名家だ。江戸時代には加賀前田藩のお抱え狂言師として活動し、明治維新後は東京で狂言の名家としてその名を馳せてきた。次男であった万蔵は、2000年に、明治時代に絶えていた万蔵家の分家である野村与左衛門家を150年ぶりに再興し、二世与十郎を襲名。しかし、04年に兄が死去したことに伴い、翌年に九世野村万蔵を襲名し、本家の当主となった。以降、狂言界の先端に身を置きながら国内での活動はもとより、海外公演や、タレントと共演するなど多彩な活動を展開している。

その万蔵と南原清隆が開催する『現代狂言』は今回で9年目を迎える。万蔵と南原、2人の昭和40年男がタッグを組み、古典と現代の笑いを融合し21世紀の笑いを追究するというもの。今回は古典狂言『棒縛』と『茸』、そして2人による新作『ことだま交差点』を披露する。

狂言という様式美の笑いにふれた南原は狂言を勉強しながら、この現代狂言で毎年新作を発表してきた。即興性とスピードが特徴の現代の笑いと古典をコラボレーションする事で、時代を超えた人間の喜怒哀楽の表現を目指す。スタート時は狂言師とお笑い芸人のみだったが、回を重ねるにつれて喜劇俳優や女優、武道家といった多彩な分野から参加するようになっている。今回も佐藤弘道、ドロンズ石本、森一弥、平子悟、石井康太、大野泰広といったメンバーに加え、岩井ジョニ男と、北区つかこうへい劇団出身三浦祐介も参加している。

2人の昭和40年男が挑む新しい笑いの世界に、ぜひ注目してほしい。

現代狂言IV
 演目:古典狂言「棒縛(ぼうしばり)」
    古典狂言「茸(くさびら)」
    新作狂言「ことだま交差点」(作:南原清隆 演出:野村万蔵/南原清隆)
【公演概要】
 2/7(土) 開演13:00~ / 18:00~
  会場 : 国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)
  主催 : (株)萬狂言
 2/8(日) 開演13:00~ / 18:00~
  会場 : 国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)
  主催 : (株)萬狂言
 2/21(土) 開演16:00
  会場 : 棚倉町文化センター(福島県東白川郡棚倉町大字関口字一本松58)
  主催 : 倉美館運営協会
 2/28(土) 開演13:00~ / 18:00~
  会場 : 大濠公園能楽堂(福岡県福岡市中央区大濠公園1-5)
  主催 : (株)萬狂言
 3/7(土) 開演15:00
  会場 : 板橋区立文化会館(東京都板橋区大山東町51-1)
  主催 : 公益財団法人板橋区文化・国際交流財団

このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!

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